予防接種の接種率
こんにちは。プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー講師の矢川です。
他スタッフ同様に花粉症に悩まされる日々が続いております、、。
私の花粉症はちょっと特殊なのか眼の痒みだけなので、他の花粉症の方に言わせると、
「眼だけなの?羨ましい」
とよく言われます。
脅かすわけではありませんが、現在発症していない方もある日突然やってきますからね、、。
花粉症は誰もが必ず発症する?
花粉症が発症する仕組みとしては、人にはそれぞれバケツのような入れ物があり、
そのバケツから溢れ出てしまったときアレルギーを発症してしまうようです。
花粉をたくさん吸い込み、自分が持っているバケツの容量を超える
花粉量になったとき、花粉症になるというわけです。
この理論でいくと、いつかは誰もが花粉症になる事になりますね。
ただ、もし花粉症になっても一昔前に比べると、薬の効果も上がっているようですし、
注射を打つとそのシーズンは花粉症に悩まされなくても良いという話も聞きますから、それほど心配しなくても良いかと思います。
私自身も注射を打てば楽になるとわかっているのですが、いかんせん病院にいくのが億劫でして。
とにかく病院の待ち時間が苦手で、その時間を過ごすなら我慢しようと思ってしまうのです。
注射を打って、より早く楽になるという成功体験が必要ですね。
予防注射を打たないと
さて、今回は注射繋がりというわけではないのですが、犬の予防注射に少しふれてみたいと思います。
犬の予防注射でよく知られているものの一つに狂犬病予防注射があります。
毎年4月~5月は狂犬病予防注射のため、愛犬を動物病院に連れていく方が多いのではないでしょうか。
この狂犬病予防注射ですが、年々接種率が低下してきていると言われています。
30年前はほぼ接種率100%だったのが、今は全国平均で約70%になっているようです。
WHO=世界保健機関は狂犬病のまん延を防ぐためには、接種率を70%以上に保つこととしていますから、ギリギリのラインですね。
自治体によっては接種率が50%を少し上回るぐらいの所もあるようです。
とはいえ日本では1956年を最後に発症例はありません。
それは接種義務を守ってきたからだと言えるでしょう。
接種義務と書きましたが、皆さんご存知でしたか?
現在、狂犬病予防法に基づき、犬の飼い主は住んでいる市町村に飼っている犬を登録して、狂犬病の予防注射を毎年受けさせることが義務づけられています。
違反した場合は20万円以下の罰金の対象となっています。
注射器は見るのも嫌という方もいらっしゃるはず。
犬の興味を持つことで
さて昨今、しばしば犬に噛まれて負傷したというニュースを聞くことがあります。
先月には群馬県で小学生9人を含むあわせて12人が、近所で飼われていた中型の犬に次々と噛まれました。
飼い主が狂犬病の予防接種を犬に受けさせていなかったことから、SNSでは狂犬病に関する多くの投稿があり、TVでも取り上げられました。
「狂犬病の予防接種はすべての飼い主の義務」と接種を呼びかける投稿の一方で、
「犬の予防接種は必要ない」などとする狂犬病に関する誤った情報も拡散されたようです。
情報社会となり、正しい情報も得られる反面、誤った情報も拡散されるため、判断がより難しくなっているのが現状です。
実はこれは犬のトレーニングにも言える事です。
飼い主さんからは、「犬のトレーニングについて調べてみたけど、どれが正しいかわからない」とよく言われます。
確かに正しいかどうかの判断は難しいと思います。そもそも正しいって何?となりますよね。
ですから、まず私は飼い主さんが犬のトレーニングについて調べた事自体を褒めます。
そして「これは正しくてこれは誤っている」のような結論は伝えません。
なぜならそれを言うとそこで終わってしまうから。いろいろと調べなくなってしまうのです。
結論として何を言いたいかといいますと、
「犬に興味を持ち続けて欲しい」という事に行きつきます。
興味をもつと、犬のトレーニング、健康、食事、先にのべた予防注射なども自分でより調べるようになりますから、
自ずとどれが正しいかを判断できるようになってくるのです。
(もちろん調べて疑問に思われた事に対してはアドバイスするようにしています。)
プレイボゥドッグトレーナーズアカデミーに見学に来られる方も、ある時を境に犬に興味を持ち始めたという方が多数いらっしゃいます。
犬のトレーニングの知識を得る事で、新しい犬の世界が見えてくると思いますよ!
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【春になるとやらなければいけない事】
次回のブログ更新は3月10日(日)の予定です。