獰猛な犬?優しい犬?

こんにちは!プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー関西校の竹井です。
先日、とある犬のニュースが話題になっていました。皆さんも耳にしたでしょうか?
アメリカンピットブルテリアの子犬が、飼い主である兄弟を守り毒蛇に咬まれて死んでしまった、というニュースです。
アメリカンピットブルテリア

こちらがピットブル。可愛いお顔をしています(*^^*)

SNSではこのニュースを受けて、感動したという声と共に「ピットブルの印象が変わった」「獰猛な犬だと思ってたけど違うんだ!」など、闘犬として知られるこの犬種についてのコメントもたくさんありました。
ピットブルかっこいい!素敵!と思われた方も、たくさんいるのではないでしょうか。
私も専門学校時代に、実習でピットブルのお世話を少しだけしたことがありますが、ウキウキとお散歩する様子は
とてもかわいかったです!
元々闘犬として作出された犬種ではありますが、交配が進み、現在は穏やかな性格のピットブルもたくさんいます。
ですが、この犬種を安易に飼育することは決しておすすめできません。
国によっては、ピットブルの飼育を禁止しているところも存在します。
この犬種は、元闘犬種らしく、強靭なあごと、広い胸、筋肉質で力強い肉体を持っています。
日本では土佐犬などもそうですが、闘犬として作られた犬種が危険と言われる主な要因は、誰彼かまわず襲ってしまうというようなことではなく、その攻撃の威力によると考えられます。
つまり、たった一度でも問題となる行動を取ってしまった場合、取り返しがつかない事になりえるということです。
恐怖からの攻撃を減らすため、しっかりと社会化トレーニングを行い、様々な物事に慣らす必要がありますし
有り余ったエネルギーで、咬む、押し倒すなどを起こさないためには、しっかりと運動させてエネルギーの発散をしたり、退屈しないよう刺激のある生活をさせてあげなければいけません。
衝動的に咬んでしまうようなことを起こさないためには、その衝動を起こさせない環境を維持する必要があります。
遊びの中から相手を傷つけない力加減を上手にコントロール

しっかり遊ぶのだって大切な事です。

ピットブルを飼ってみたいと思った方は、きちんとトレーニングしコントロールするための、知識、技術、時間、お金、すべてが自分に揃っているかよく考えていただければと思います。
間違った飼い方をしてしまえば、チワワだって獰猛になります。
獰猛な犬にするか、優しい犬にするかは飼い主の接し方が大きく影響するのです。
飼ってみたいな、と思われた方は、先に犬の勉強をしてみることをおススメします!