犬生の約半分は?

皆さん、タイトルにある言葉の続きなんだと思いますか・・?

犬生の半分は「シニア期」

正解は「老犬(シニア)」です!
そう、【犬生の半分はシニア期】に該当するんです。

え!!?と驚かれた方、
たしかに・・・と納得された方、反応はさまざまかもしれません。

実はこの言葉、ドッグトレーナー養成講座の生徒向けにセミナーやオンラインコースを務めてくださっている講師、アルシャー京子先生の言葉です。老犬についての講義の冒頭でこの言葉をおっしゃっていました。
(アルシャー先生はドイツ在住の獣医師として毎日超が付くほど多忙な日々を過ごされているのですが、犬愛がとても強く愛情深い素敵な先生です(^^)♪)

犬生の半分がシニア期とはいえ、先生によると・・・・
犬の寿命は、20年ほど前と比べてもどんどん延びてきており、小型犬であれば17歳以上でも元気!という高齢犬が増えているような現状だそう。

元気なシニア犬も沢山!いいことだ♪


たしかに、身近でもシニア期突入後もとっても元気な犬が沢山います♪
皆さんの周りはいかがですか(^^)?

では、具体的に何歳くらいからシニア期に突入してくるのでしょう?
簡単ではありますが人間の年齢と比較してご紹介させていただきます!

犬と人の年齢比較

・犬の実年齢が1歳のころ、人間の年齢に換算すると・・・
→小型/中型犬(~15kg):約20歳、大型犬(15~45kg):約18歳、超大型犬(45kg~):約14歳に相当

・犬の実年齢が5歳のころ、人間の年齢に換算すると・・・
→小型/中型犬:約40歳、大型犬:約45歳、超大型犬:約49歳に相当

・犬の実年齢が8歳のころ、人間の年齢に換算すると・・・
→小型/中型犬:約52歳、大型犬:約63歳、超大型犬:約76歳に相当

・犬の実年齢が11歳のころ、人間の年齢に換算すると・・・
→小型/中型犬:約64歳、大型犬:約80歳、超大型犬:約100歳に相当

・犬の実年齢が15歳のころ、人間の年齢に換算すると・・・
→小型/中型犬:約80歳、大型犬:約80歳、に相当

・犬の実年齢が18歳のころ、人間の年齢に換算すると・・・
→小型/中型犬:約92歳に相当

いかがでしょうか?

大型犬になるほど、初めは緩やかな成長となりますが年齢を重ねるにつれぎゅっと成長が早まるので、
小型犬に比べて凝縮された犬生だと感じられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
(※例はあくまでも一例なので、個体差や犬種によっても状況は変わります。)

シニア期って・・・?

おおよそではありますが、
超大型犬で6歳ごろ、大型犬で7歳ごろ、小型犬・中型犬で8~9歳ごろからシニア期に突入していきます。

もちろん、日々の食事や運動、生活環境等のケアも寿命に関わる重要な要素となってきますが、
一般的に平均寿命といわれる年齢の半分くらいの時期からシニアの入り口に差し掛かる、つまり【犬生の半分はシニア期】に該当してくるということなんです。
(平均寿命は犬の大きさによって変わります)

冒頭からシニアという言葉を使っていますが、言い換えれば、
これまでの状態から少しずつ身体に変化がみられる時期に突入するということです。

変化といっても毛色の変化や目が白くなってくるなど、目に見える変化もあれば目に見えない変化もあります。
アルシャー先生によると、シニアの入り口の時期は体調の異変や疾患が発見されることも多いそう。

その為、これまで以上に愛犬の様子を気にかけておくことが大切です!
異変にいち早く気付き、早期に疾患などを発見できれば元気なうちに適切な治療を行えるのはもちろん、早く回復することもできますので、
ぜひ定期的な健康診断の実施や健康習慣を意識して過ごしていきましょう!

年を取ること、老化していくことは自然現象です。それは、犬はもちろん私たち人間だって同様です。

身体や心の変化に合わせて過ごしやすい環境を作り、
愛犬の犬生をより充実したものにしていってくださいね!

※シニア期とは真逆ですが、子犬の時期もとっても大切です!子犬迎えたてのスタッフによるブログもぜひご覧ください!

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