奇跡の血量
こんにちは!プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー関西校の矢川です。
いつも自分のブログをご愛読いただきありがとうございます。
今日はちょっとマニアックな話になります。
マニアックといっても犬のお話ではありません。
全く無関係という話ではありませんが。
では、何のお話かと言いますとサラブレッド、お馬さんのお話です。
血統とは
自分は以前、厩務員をしていたということもあり競馬を見たりする事が好きなのですが、サラブレッドにおいて、最も重要視されるものと言えば血統なのです。
簡単に言うと、血統とはお父さん馬(種馬や種牡馬と呼ばれます)とお母さん馬(肌馬や繁殖牝馬と呼ばれます)から生まれてきた馬の血筋を意味します。
また、より優秀な種牡馬と繁殖牝馬をブリーディングしてより速く走る馬を作り出すのが生産牧場になります。
ちなみにサラブレッドはおおよそセリ市にかけられ多くの馬主さんが馬たちを購入していきます。
セリ市の時点では競走馬の試験に合格していませんので、レースに出られるかどうか確定していませんが、過去に馬1頭に6億円以上の値段がついた事があります。
その価値を示しているのが、血統なのです。

犬の保育園にも稀に兄弟や姉妹で入園する事があります。
さて、タイトルの「奇跡の血量」ですが優秀な競走馬に多くいると言われています。
ちょっと複雑ですが説明していきます。
18.75%理論
ある馬の父方の曽祖父(ひいおじいさん)と母方の高祖父(おじいさんのおじいさん)が同じの場合の時、その生まれた馬は奇跡の血量を持った馬になります。(曽祖父=高祖父が同じ馬)
18.75%理論とも言われています。
(祖父ですとクウォーター。血量25%になります)
(曽祖父の血量12.5%+高祖父の血量6.25%18.25%)
ちょっと犬に例えてみましょう。(あくまで例えです)
父方の曽祖父がとても優秀なボーダーコリーのA犬とします。母方の高祖父もA犬です。
この血量から生まれてくる子供が奇跡の血量になりますので、とても優秀なA犬に似た犬(能力を引継いだ)が生まれてくる可能性があるという理論です。
拙い説明ですが、ご理解いただけましたでしょうか?
犬ではある一定の血統から優秀な犬が生まれやすいとなると、その血統ばかりに偏りがちになってしまう可能性がありますので、馬のように上手くはいかないだろうなと思います。
何より人の利益や欲がかかわってくるとあまり良い事がありませんからね。
と、こんなことを矢川の頭の中は考えているのです。
最後までご愛読いただきありがとうございました。