苦手克服
こんにちは(゚▽゚*)
プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー事務局の瀬尾です。
前回は、社会化の大切さをお伝えしました。
社会化不足の犬が近くにいたことで犬が、苦手だった私。
そんな私が、なぜ苦手を克服出来たのか?
いきなりですが、みなさんは、『系統的脱感作』ということばを知っていますか?
『けいとうてきだつかんさ』と読みます。
ドッグトレーニングでは、よく使われるトレーニング方法です。
はじめて講義で聞いた時、聞き慣れないことばの響きが耳に残り、印象的でした。
簡単に言うと、苦手なものを克服していく方法のひとつです。
低いハードルから、ゆっくりとレベルを上げて、ご褒美をあげながら苦手意識をなくしていきます。
時間はかかります。
レベル設定も必要です。
でも、苦手なものを無くすには、とても優しい方法だと思いませんか?
私が犬を克服した(どころか大好きになった)方法も、おそらくこの方法だったのではないかと思います。
ステップ1
『おとなしい犬がいるということを知る』
きっかけは、小学生の頃通っていたピアノの先生が飼っていた犬との出会い。
先生は、自宅でピアノ教室を開いていてビーグル犬を室内飼いしていました。
名前はビリー。男の子。
最初のうちは、苦手意識があるので、ビリーがドア付近にいると、怖くて中に入れません。
でも、ビリーは
吠えないし、
咬まないし、
突進しません。
レッスン中も少し離れたソファで寝ています。
(あれ、突進してこない‥)
ステップ2
『触っても大丈夫だということを知る』
通っているうちにだんだんとビリーに慣れてきた私は、恐る恐るビリーをなでなで。
そんな私にビリーは体を預けてくれ、またある時には、私の手を優しく舐めてくれました。
(あれ?怖くないかも。耳大きい。毛、柔らかい。仲良くしてくれるの?)
ステップ3
『犬がかわいい!ということを知る』
その後、ビリーのお嫁さんとして、同じくビーグル犬のジーナがやってきます。
子犬だったので、活発でしたが、この時には犬に対する恐怖心はありませんでした。
しっぽをブンブンふって挨拶してくれるジーナ。
撫でて~と愛想を振りまくジーナ。
(かわいい!かわいい!犬ってめちゃくちゃかわいい!!)
図らずも、私も系統的脱感作で、苦手を克服していったのです。
やっと仲良くしてくれる犬と出会い、心の奥に眠っていた「犬が好き」という気持ちに火が付いたのです。
そこから、堰をきったようにもっともっと犬が大好きになりますが、その話はまたいつか…。