犬の毛色で性格が分かる?!

ドッグトレーナー同士で話題に挙がる“犬種と行動の傾向”

こんにちは。
プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー事務局と講師も務めております佐藤ですU^エ^U

普段ドッグトレーナー同士がどんな会話をしているか、気になる事ってありませんか?
私は外出先で出くわした店員さんが、他の店員さんと普段どんな話をしているんだろ~と気になることが結構あります。笑

ということで、今回はドッグトレーナーが普段している会話で特徴的だな~と感じた話題を1つお届けしようと思います。

それは・・・

犬種と行動の傾向のお話、です!

ちょっと分かりづらいと思うのでかみ砕くとこんな感じです。

・○○(犬種)ってよくクルクル回る子多いよね~。

・○○(犬種)の○○ってカラーの子、よく吠えるイメージだね。

といった犬種によってよく見る行動があるという話題です。

もちろんあくまでも個々のドッグトレーナーが出会った経験から導き出されたものなので、絶対ではありませんよ!

意外とあるかもしれない?犬種が行動に及ぼす影響

実は佐藤、これがとても興味深い話だと思っていまして!

ボーダーコリーの顔の毛色の入り方によって牧羊犬としての気質に傾向があるとかないとか、右利きでつむじが反時計回りに巻いている犬は、盲導犬に向いているとか。

ボーダーコリーならみんな牧羊犬に向いているのかと思いきや…違うの!?


えええ~そんなことあるの~?!と思いたくなるようなことですが、人間でも似たようなことが言われていたりするので、あながち間違いな話でもないのかも・・・?

左利きは天才肌!とか、器用!とか言われますよね。
(ここだけの話ですが、こんな風に言われたくて、必死に左手で字を書く練習をしていた右利きの佐藤です。。。笑)

ちなみに過去にスタッフが犬派、猫派での性格の違いについても傾向があるといった記事をブログにあげていました。

◆ I’m a dog person~私は犬派です~

犬種と行動の傾向は、科学的には証明されなかった!?

と、少し話がそれてしまいましたが、こういった犬種や毛色での行動傾向の話は、ドッグトレーナー同士の会話でよく聞く話題です。

が!しかし!
昨年2022年4月に科学雑誌Scienceにそれを覆すような論文が掲載されました。

下記ページから研究内容の概要が読めます。
https://www.eurekalert.org/news-releases/950697?language=japanese

ざっくりとですと、行動傾向は犬種から予測することが難しいという結果なのです。

冒頭でお伝えしたドッグトレーナー同士の会話が成り立たない…といった結果です。。。

確かに100%、犬種から行動を予測することは不可能だと考えます。
吠える傾向が高いミニチュアダックスフンドでも、まったく吠えないダックスフンドもいるからです。

大切なのは「犬への適切な接し方」

今回の研究内容がプレイボゥに入ってきた時は、ドッグトレーナー養成講座の講師陣の間で「え?そんなわけ…」と信じがたい結果となりました。

しかし今回の研究では犬種差よりも年齢や性別の方が、行動傾向に大きく影響を及ぼしていたようですし、犬種といったカテゴリーではないにしろ、何かしらの要因が行動傾向を生み出しているんだろうな~と思った佐藤です。

とは言え犬の性格は遺伝で100%決まるわけでないので、大切なのは、適切な接し方を私たち人間がしていくことなのかもしれませんね!

※参考としてこちらの記事もよかったら↓↓
https://nazology.net/archives/108496