迷い犬を見つけたら

近所で見つけた迷い犬のポスター

こんにちは。
プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー事務局の大竹です。

先日、自宅付近で迷い犬のポスターを見つけました。
詳細は分かりませんが、散歩の途中で逃げ出してしまったようです。
ポスターを見つけた時期は今よりもっと暑く、犬の体調がとても心配になったのを覚えています。
その後、1週間ほどするとポスターはなくなっていました。
どうか飼い主さんのもとに無事に帰ってきていますようにと、願わずにはいられませんでした…

今回の出来事をきっかけに、迷い犬について、少し調べたり、自分なりに考えたことを今日はお伝えしたいと思います。

迷い犬を保護するなら、ここに注意!

まず、迷い犬を見つけたら、犬の様子をよく観察する必要があるかと思います。
犬は興奮状態だったり、飼い主さんとはぐれたことで不安な気持ちを抱えているかもしれません。
ひとまずは、離れたところから声をかけてみたり、しゃがんだりして寄ってくるのを待ってみましょう。
また、もしこちらに寄ってきたとしても、すぐには犬に手を出さないようにしたほうが良いでしょう。
怖がっていないか、軽く手を触れてみても大丈夫か…
少しずつ犬との距離を縮めてみてください!

人にも慣れていそうで、身体も触らせてくれるようであれば、リードなどをつけて保護してあげましょう^^
(そんなタイミングよくリードを持っていることも少ないとは思うのですが…>_<;)

ここで大事なのは、人が犬に咬まれないことです!
興奮状態だったり、不安な気持ちや恐怖心を抱えているかもしれない犬に、見ず知らずの人間が近づき、捕まえようと試みたら、どうなるでしょうか?
犬は身を守るために「人を咬む」という行動をとる可能性は十分に考えられます。

ドッグトレーニングの観点からいえば、犬にしてほしくない行動(今回の例は人を咬むこと)は経験させないことが鉄則!
“人を咬む”という経験を積んだ犬は、次に同じような状況に陥った時、また人を咬むようになるからです。

ですので、人間のためにも、犬の今後のためにも、迷い犬の保護を試みるなら、犬の様子を慎重に見極めましょう!

迷子になった犬たちはきっと不安な気持ちを抱えているはず・

迷い犬を見つけたらどこに連絡する?

迷い犬を保護した、もしくは保護は出来そうにないけど見つけた場合、次にやるべきことは「然るべき場所への連絡」です!

飼い主がわからない場合は、保健所、自治体(動物愛護センター、動物保護センター等)、警察署に連絡をしてください。

犬を探している飼い主は、きっと保健所、自治体、警察署にも連絡を入れているか、今後連絡をしてくるかもしれません。
連絡を入れておけば、飼い主さんのもとに帰れる可能性がグッと高くなると思いますので、ここは忘れずに対応していきましょう!

首輪に迷子札がついていれば飼い主さんに連絡できるでしょうし、鑑札・狂犬病予防注射済証があれば、保健所や市役所に問い合わせもできます。
動物病院でマイクロチップが確認できれば、マイクロチップ指定登録機関である(公社)日本獣医師会に問い合わせることもできるそうです!
是非以下のページもご覧ください^^

参考:公益社団法人日本動物福祉協会

どこでも役立つ“犬の知識”

そして最後に私がお伝えしたいのは、「犬の知識」を持つ重要性です。

犬が迷い犬にならないよう、人間側が対策を取っておく必要がありますが、いつ・どこで・何が起こるかわかりません。

もし愛犬が迷い犬になってしまっても、見知らぬ心優しい誰かが手を差し伸べてくれたとき、すんなりとその手に身を任せられるようにしておくためには、子犬の時期の【社会化】がとても大切になってきます。

迷い犬に遭遇したとき、犬の様子からその時の犬の気持ちを汲み取って適切な対応を取るには、犬のボディランゲージを勉強しておく必要もあります。

社会化って何?
ボディランゲージからどうやって犬の気持ちを汲み取るの?

そう思った方は、是非次回のメルマガもお読みいただけると嬉しいです♪

とにもかくにも言えるのは、犬のトレーニングが役立つ場面は無限大ということU^ω^U
今日もお読みいただきありがとうございました!