犬は犬語をいつ学ぶ?

こんにちは。
プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー事務局の大竹です。

さて、今日は、昨日のメルマガの続きとして、「犬は犬語をいつ学ぶのか?」という観点から、子犬の社会化と犬のボディランゲージのお話をしていきたいと思います!

昨日のメルマガはこちらのブログからもご覧いただけます^^

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迷い犬を見つけたら
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犬にとって一番重要!?【子犬の社会化】

まず、子犬の社会化についてです。

社会化とは、ざっくりいうと、犬がその後の人生ならぬ犬生で経験するであろう様々な物事/出来事に慣れさせることです。

慣れさせる対象として代表的なものを挙げるなら、人・犬・環境といったところでしょうか。

そして、社会化を行うのに適した時期を【社会化期】と呼びます。
社会化期は生後約1か月~3か月と、非常に短い期間ですが、この時期に社会化をどれだけ適切に行えるかで、その後の犬の犬生ががらっと変わるのです…!

人が好き=人に社会化できている犬、ではない

適切な社会化が行われれば、様々な物事/出来事に対して過度な反応をせずに済みます。
例えば、「人に対して社会化が出来ている犬」というのは、人に対してフレンドリーというわけではありません!
人を目の前にしても、嬉しくて興奮することもなく、怖がることもなく、そこに存在することに対して特別な反応を示さない犬が、「人に対して社会化が出来ている犬」といえますU^ω^U

犬の問題行動は、過度な興奮や恐怖心が原因であることが多いです。
社会化期に適切な社会化を行えば、何かに過剰に反応することがなくなります。
つまり、社会化を行えばいわゆる「問題行動」と呼ばれるものの発現頻度を下げることにもつながるのです…!

だから私たちは、耳にタコができるくらい何度も何度も【社会化の重要性】をメルマガなどで発信しているんですよ!

犬は犬語を社会化期に学ぶ

次に、ボディランゲージについてお話します!
犬は人間と異なり、声ではなく基本的には身体の動きでコミュニケーションをとる動物といわれています。
これをボディランゲージと言いますが、よりイメージしやすくするために【犬語】みたいなものですよ、と説明させていただくことがあります^^

犬がこの【犬語】を学ぶ時期が、実は前半でお伝えした社会化期なんです…!

社会化期に入った子犬たちは小さいながらにアクティブに兄弟犬たちと遊ぶようになります。
その遊びの中で犬はボディランゲージ(犬語)を学んでいくといわれているのです。

ここでボディランゲージを学ばないと、「犬語がわからない犬」になってしまいます。
ただ、ボディランゲージはどう頑張っても人間が犬に教えてあげることはできません…
犬同士でしっかりボディランゲージを勉強してもらうためにも、社会化期には兄弟犬たちや、犬の保育園等に通って他の犬たちとたくさん遊んでほしいのです!

犬語は犬同士で学んでもらいましょう!

実はメリットだらけ!人も犬語を学んでみよう

そして、人間も犬のボディランゲージについて学んでおくと、実は良いことだらけ^^

愛犬の問題行動に困っているとき、犬のボディランゲージを読み取れればその行動の原因を突き止め、適切な対応ができるかもしれません。
また、ボディランゲージを読み取って適切な対応が取れれば、それは自然と愛犬の気持ちに寄り添うことにつながり、愛犬とより良い関係性が構築できます!
犬であっても、自分のことを理解してくれる存在はやっぱり嬉しいんですよね^^

昨日のメルマガでもご紹介したように、迷い犬に遭遇したときにも役立ちますよ!

子犬の社会化、そして犬が犬語を学ぶことの大切さが、今日のメルマガでより一層読者の皆さまに伝われば嬉しいです^^

お読みいただきありがとうございました♪