ボーダーコリーの○○行動

こんにちは。プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー講師の矢川です。

すっかり秋らしい気温になってきましたね、と言いたいところですが都内では先週、2日連続で最高気温が25度を超えた日があったようです。

10月中旬以降に夏日が2日連続となるのは、実に17年ぶりの事らしいですね。

今年は夏が終わったら一気に寒くなって冬が到来しそうな予感がします。

年々、秋が短くなって日本の四季らしさがなくなっていくのを感じるのは私だけでしょうか。

ボーダーコリーと言えば

さて、今回も恒例となりつつある私の出張トレーニングでのお話をご紹介いたします。

実は今回ご紹介する犬は、私のメルマガでは3度目の登場となります。

初回に登場したのは、先住犬にパピーのトイプードルがいるご自宅に迎えられたボーダーコリーのお話で、2回目がご自宅で影追いをし始めたお話です。

ちなみに影追いですが、一時的なもので現在、その行動が出る事はなくなりました。

その代わりというわけではありませんが、月齢が8か月を過ぎたある日、飼い主さんからボーダーコリーに出やすい行動が出始めたと連絡がありました。

感の良い方はもしかするとすぐ思い浮かんだかもしれません。

ボーダーコリーに多く見られるアノ行動です、、。

かなり目を使っているかも

このボーダーコリーがし始めた行動とはお散歩時に走っている車を追いかける、いわゆる車追いです。

今の所、バイクや自転車は追いかけないものの、ランニングをしている人も追いかけてしまうとの事でした。

車追いが始まったのは、飼い主さんが愛犬と旅行に行った際に、車で高速道路を走っていたら、車内で興奮し始めた日からだそうです。

それ以来、お散歩でも車を追うようになったらしいのです。

実際に私が1週間前に出張トレーニングにお伺いし、お散歩に行った時には車に反応するそぶりや予兆も全く見られませんでした。

ですからご旅行中の車内から走っている車を見た事が多少なりとも影響した可能性があります。

また、私がちょっと気にかけているのは、お散歩からご自宅に帰って来てからの様子です。

お散歩に行く前は、しっかり基本トレーニングの指示が入るのですが、ご自宅に帰って来てからは、指示も入りにくく若干ですが興奮状態にあり、目の充血も見られます。

この事からもお散歩時にかなり目を使い負担がかかっている様子が伺えます。

          牧羊犬といえばボーダーコリーですよね

クールダウンも大事

提案の一つとして、お散歩のエリアは少し車通りの多いエリアにあるため、できるだけ車通りの少ない所を選んでお散歩をして頂く事をお伝えしました。

現在はお散歩から帰って来ると、広いリビングにフリーにしているとの事ですが、落ち着くまでハウスに入れる事もおすすめしています。

興奮状態が持続した状態でトイプードルの同居犬とリビングを走り回っている事が予想されますから、より興奮を増長してしまう可能性があります。

今後のためにも早く落ち着ける環境を作ってあげるのが大切なのです。

幸い、ハウストレーニングも並行して行っていたので、クールダウンする場所があって、少しホッとしています。

この飼い主さんの所には週に1回お伺いしているのですが、LINEなどでも細目に連絡を取り合っています。

月齢が8か月という多感な時期でもありますし、新たに愛犬の気になる行動が出始めた時にすぐに対応するためです。

先日もご自宅に小さなハエのような虫が入って来た時に必死に追いかけ、その虫がいなくなってからも探し回っていたそうです。

そんな時もまずはリビングから移動してハウスで休ませる事をお伝えしました。

繰り返しになりますが、興奮状態を持続させないよう心掛けたいですね。

そのためにも基本トレーニングの指示なども最低限必要となるでしょう。

ボーダーコリーはとにかく動く物に敏感になる傾向にありますから、もしトレーニングをする機会がある時にはその事を想定しておきましょう。


以前に出会ったボーダーコリーのお話です
ご興味のある方はこちらからどうぞ↓

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