怖がり方色々

こんにちは!
プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー関西校の竹井です。

昨日の投稿では、思い込みをなくして柔軟に考えることが大切ですよというお話を書かせていただいたのですが、思い込みってこういう事だよ、という具体例を挙げてみたいと思います。

先に新しい家に慣れた猫は?

少しだけ、竹井が猫をお迎えした時の話をさせてください。
子猫ではなく、すでに成猫になった子を2匹お迎えしたのですが、家についてキャリーバッグから出した時、2匹は対照的な反応をしました。

犬にとっても猫にとっても、新しいお家にもらわれていくというのはとても大きな環境の変化です。

一方の猫はベッドの下に逃げ込み、小さく固くなって様子をうかがっていました。
もう一方の猫は、すぐに部屋の中をうろうろと歩き回り、見渡したりにおいを嗅いでまわっていました。

さて、先に新しい家に慣れた猫はどちらだったでしょう?

ぐっすり眠れるようになるためにも早めに慣れるように手伝ってあげるのが良いですね。

実は、先に家に慣れたのはベッドの下に隠れた猫です。
どうして?と思われたでしょうか?

家に来た時の2匹の心の中を文字であらわすとおそらくこんな感じです。
(大阪の猫のため、関西弁でお送りします)

ベッドの下に隠れた猫

「ここどこやろ…?怖い…」

歩きまわっていた猫

「え、ここどこ?知らんとこや。なんで?怖いねんけど!見たことないのばっかりや。どうしよ?このニオイも全然知らんし。ぼくどうしたらいいん?怖いねんけど!どうしよどうしよどうしよ(以下ループ)」

怖い時というのは、小さくなって隠れるものと思いがちですが、表現方法が違うだけで両方怖がってはいたのです。
うろうろ歩き回っていたのは、どうすればいいかわからなくて落ち着けないという状態だったのですね。
人間でも、怖い時や緊張した時に良く喋る人とかいらっしゃいますよね。

犬であれば、動き回る他にも、牙をむいて吠えたてたり、相手に向かって行ったりなどの攻撃行動で恐怖を表す場合もあります。
近付いていくのだから怖くないんだと思いこまずに、その子の気持ちをしっかり見極められるようになりたいですね。

ちなみに、我が家の猫たちはしばらく静かに見守った後、少し落ち着いた頃にごはんを食べたり、大好きなちゅーるをもらったりして少しずつ慣れることができましたよ(=^・^=)

美味しすぎるー!!























おいしいちゅーるで怖さを吹き飛ばすのです!