十犬十色を理解する

こんにちは。プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー事務局の石田です。

連日暖かい日が続き、プレイボゥの教室がある東京でも桜の満開宣言が出ました。

中目黒教室までの道のりには、桜の名所である目黒川があり、コロナ禍になる前は、1日中多くの人で賑わっていました。さらにお花見の時期は、普段に増して、愛犬を連れた人も多く、様々な犬種を見かけることができます。

ですが、様々なのは犬種だけではありません。

犬と桜の写真

お散歩にもいい季節です~

犬種だけでなく・・

いつもと同じであろう散歩コースを颯爽と歩く犬もいれば、
知らない人や犬に興奮ぎみの犬や、慣れない場所なのか不安で怖がっている犬など、その犬によって様子も異なります。

中には、他の犬とすれ違う度に愛犬が吠えてしまい、飼い主さんが困り果てている様子を目にする事も。

このように、桜を眺めつつ犬種や犬の様子につい目が行ってしまうのは犬好きそして職業ならではのことだと感じます(笑)

皆さまにも同じような経験があるのではないでしょうか?

 

犬は言語を用いない動物

犬は、言語を用いない動物です。

ですが、その代わりに、身体で気持ちを表現しています。それが【ボディランゲージ】です。

喜んでいるのか、楽しんでいるのか、不安や恐怖心があるのか、または、攻撃しようとしているのか?

様々な状況下での【ボディランゲージ】を正しく読み取り、適切に対処してあげる必要があります。

 

ボディランゲージの解釈

ボディランゲージを誤って解釈してしまうと、尻尾を振ってるから喜んでいる、と思って近づいたら咬みつかれた。
なんて事態にも繋がりかねません。

(冒頭でお話したお花見をイメージしてみてください。例えば、飼い主さま以外の人がそういった解釈で犬に近づいてしまったら・・といった事も容易に想像ができます。)

犬は、攻撃態勢になったときにも尻尾をピーンと高く上げたり振ったりする事があります。つまり、尻尾だけで判断はできないのです。

犬の身体全体をみたり、その時の状況を踏まえて判断する必要があります。

さらに、ボディランゲージは、個体によって癖があったり、表現の仕方が少しずつ異なることも。

尻尾、耳、口元、目などの各パーツや力の入り方、動き方などを観察するスキルが必要になります。

個性や癖があるのは、人も同様ですが、言葉がない分読み取ることがとても難しく、ドッグトレーナーならば、数多くの犬のボディーランゲージを見て、経験値を積まなくてはなりません。

 

犬のボディランゲージを読み取るには日々勉強

ボディーランゲージを読み誤ってしまうと、犬にとっても人にとってもストレスが掛かってしまったり、犬の問題行動が起きるきっかけとなってしまいます。

逆をいうと、犬たちの気持ちを正しく理解してあげられるようになったら、犬たちも人も今以上に気持ちよく過ごせるようになるのです!

私自身も、犬のボディランゲージを読み取るため日々勉強中であり、犬の数だけ、表現の仕方があり、まさに【十犬十色】だなと感じる今日この頃です。(笑)

犬の気持ちをより理解し、お互いが快適に過ごす生活のため、一緒に、犬の観察スキルを上げていきましょう!