夏バテするのは
馬も夏バテします
こんにちは。プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー事務局の矢川です。
先日は、自分の地元が隠れた避暑地であることを書かせていただきました。
今回はある動物の夏の過ごし方について少し書いてみたいと思います。
いつもは犬に関連する事について、書いているのですが、今回は番外編です。
昔から、矢川のメルマガをご愛読いただいていて、感の良い方はもう何の事を書くのかご存知かもしれません。
そう今回は「競走馬」の事について書きたいと思います。
初めてこのメルマガを読まれる方もいらっしゃると思いますので、ちょっとだけ紹介しますと、昔、自分は地方競馬場で働いていました。
競走馬(サラブレッド)をトレーニングしていたのです。
いわゆる厩務員という仕事で、競走馬と寝食をともにしていました。
今回お伝えするのは馬の夏場の過ごし方についてです。
馬と犬は共通して暑さが苦手な所があります。
また馬は人との共通点もあり、実は夏バテをする馬もいます。
人が夏バテすると、食欲がなくなりますよね。
馬も人と同じように夏バテすると食欲がなくなり、体重が減ったりします。
1か月で20キロ近く体重が減る馬もいるんですよ!
それゆえ、人がいつもより細目に管理しなくてはいけないのです。
夏バテ対策は
では、どんな管理をするかというと?
端的にいうと馬が暑さを感じないように、馬房と呼ばれるいわゆる馬のお部屋のまわりにひと工夫します。
馬房に扇風機やエアコンをつけたり、大掛かりな所ですと馬房の入り口近くにミストシャワーの配置、壁に断熱材を入れたりもするのです。
扇風機やエアコンをつけたりするのは、人や犬の過ごす部屋と共通ですね。
また、水分補給にも気を使います。
脱水症状にならないように、塩分やミネラルを含んだ馬専用のスポーツドリンクを与えたりする場合もあります。
毎日ではないですが、氷屋さんから大きな氷を買ってきて馬房の前に置いてなめさせたり(氷が融けても打ち水みたいな効果があります)スイカなどもあげたりしますね。
お馬さんはニンジンばかり食べているのではないんですよ!
競走馬にどんな物をどれだけ与えるかは、日頃の動きやトレーニング後の息遣いなど細かい様子を見て決めます。
犬は外見の様子や、排泄、食欲から体調を判断することが多いですが、馬は実際に乗ってみて動きが悪いなどと判断することもできるので、わかりやすい部分もあります。
動きが悪いとは表現するのが難しいのですが、毎日乗っていると感覚的に違和感を感じるぐらい分かります。
動物達の体調を管理するのは
では、動きが悪い時はどうするか?
すぐにドクターに相談です。そのまま様子を見るなんて言うことはほとんどありません。
競馬場や厩舎(馬房がある場所)が集まっている所には常にドクターが在住しています。
なにか競走馬の健康状態に異常があった際には、すぐに駆けつけてくれるので、とても心強い存在でした!
さて、夏バテする馬について書いてきましたが、夏に強い馬もいます。
夏に強いという馬というのは、夏場になるとレースで活躍する馬です。
そういう馬は夏場のレースに向けて春先から夏場が調子のピークに来るようにトレーニングを行います。
目標の照準が違うわけですね。
その反対に、夏場は避暑地の牧場でひと休みする馬たちもいます。
「みんな牧場で休めばいいのに」誰もがそう思いますよね?
牧場でリラックスするのは良いのですが、牧草地でたくさん牧草を食べるので、その後の体重管理が難しくなってしまうのです。
ですから、牧場の人達とも連絡を取り合ったりするんですよ!
人とのコミュニケーションはどこにいても大事なのです。
これから徐々に暑さが和らいで行くと思いますが、犬は季節の変わり目などで体調に変化が表れる場合があります。
そのため、犬の保育園のスタッフはいつも以上に体調に気を配るのです。
犬の保育園に犬が登園にしてくる際、飼い主さんに愛犬の体調を伺い、「〇〇ちゃん、体調に変わりはありませんか?」とお声がけします。
ペットを飼っている人、動物に携わっている人は夏場だからというだけでなく、常に動物たちの変化に気が付いてあげたいですね。
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