パヴロフの犬を解説してみた
パヴロフの犬って知ってる?
こんにちは。
プレイボゥドッグトレーナーズアカデミーの依田です。
新年1月4日より50期生の新学期が始まりました。
今週は2回目の講義「子犬の社会化プログラム」。
そして来週は3回目の「学習理論1」という講義が始まります。
学習理論とは、人にも犬にも当てはめることが出来る心理学です。
ドッグトレーニングを科学的に行動分析し、非常に面白い講義ですよ。
きっと、心理学が好きな方は夢中になると思うのです♪
心理学はよく分からない…と言う方でも、ご安心ください^^。
日常生活に当てはめながら講師がお話をするので、「あるある」な事例ばかりです。
今回は講義内容に少しだけ触れた、お話をしていきたいと思います。
あなたは、パヴロフの犬を聞いたことがありませんか?
今回はサクッと(授業でも話すので)、パヴロフの犬の解説をしてみます。
意識と無意識、自覚したことありますか?
人や動物は、行動の全てを自分の意思で決めているわけではありません。
先行する刺激に対する反応(反射)で、無意識に動く場合が多いのです。
例えば、この記事を執筆する私自身を意識すると『私は今パソコンでメールマガジンを作成している。』という感じになります。
「私は今○○をしている。」と、普段から意識をしながら生活することは、逆に難しいことだと思いませんか?
特に習慣化された行動なんて無意識の連続で、その行動をやったかどうかも自分で忘れているほどです。
私がよくやってしまう行動、それは入浴時「あれ?頭のリンス流したっけ…。」と、髪を拭く直前に気づき、タオルで拭うと「ぬるっ」と不快感を味わってしまう事…。
これくらい、覚えておけよ…と、無意識過ぎる自分に呆れてしまいます(笑)
それを踏まえパヴロフの犬の実験では、食べ物を口に入れると自然と唾液が出るくるものです。
それは外部からの刺激によって、無条件に起こる先天的な生理的反応だからです。
これを、無条件反射と呼びます。
また、食べ物を口に入れてもないのに、食べたことのある写真や想像を膨らませるだけでも、唾液が出てきたりします。
そういったご経験、ありませんか?
私は先日、寿司職人さんとお話しているだけで、無性に食べたくなり唾液が出ました(笑)
これは後天的に獲得した反応(反射)に対し唾液が出てくるので、条件反射と呼びます。
というような、刺激と反応(反射)との関係性を利用すれば、意図的に任意の行動を起こさせることが出来ます。
この発想土台となったのが、パヴロフの犬という実験でした。
・犬におやつを与えながら一緒にベルを鳴らすことを繰り返しました。
→すると犬は、次第にベルが鳴ればおやつがもらえると学習します。
・条件反射を利用して、おやつを与える前にベルを鳴らしてみました。
→すると犬は、食べていないのに、唾液を分泌し出しました。
このように、もともと無関係だった刺激と反応の間を意図的に結びつきを作る事を条件付けと呼び、そしてこの実験のような無条件反射(唾液の分泌等)に依存する条件づけを、後のオペラント条件づけに対して古典的条件づけと言います。
というわけで、条件づけの概念はパヴロフの犬の実験によって初めて示されたものなのです。
パヴロフの犬を解説してみた まとめ
以上、講義の一部をご紹介させて頂きました。
今後ドッグトレーニングにどう結びつくの?という展開までは、ごめんなさい!この場ではお伝えすることが(長くなってしまうので)難しいのですが、この先もっと面白くなっていくのです。
最後に、18日からの講義、「学習理論1」は、授業を見学をすることが出来るのです。
約30分ほどの見学とはなりますが、それでも満足度は高いはず!
実際に教室で授業見学をしたいあなたは【スクール見学会】
https://playbow-dogtrainers-academy.com/1199.php
オンラインで授業見学をしたいあなたは【オンラインスクール見学会】
https://playbow-dogtrainers-academy.com/15355.php
以前、森山名誉校長も古典的条件付けについて書いていました。
更に補足と、その先に繋がる話も出てきますよ^^。
是非、ご覧になってみてくださいネ。
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タイトル:今日はちょっと難しいかも
本文はこちらから↓↓
https://playbow-dogtrainers-academy.com/9651.php
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