2頭の大型犬を保護施設から
こんにちは。
プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー講師の矢川です。
とても寒い日が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
先日の寒波の際、北海道の各地で気温がマイナス30度近くまで下がったようですね。
ちなみに私は以前、岩手県に住んでいた事があって、マイナス16度までは経験した事があります。
気温が低くなるとそれなりに着こみますから、それほど寒くなかったのを今でも覚えています。
さて、今回はある2頭の大型犬のお話になります。
それは先日、プレイボゥの犬の保育園向ヶ丘遊園店スタッフから、店舗にこんなお問い合わせがあった、と連絡を受けた所から始まりました。
大型の犬種と言えば?
連絡を受けた際のおおよその内容としては、
・大型犬2頭を保護施設から迎えた方がいる
・1頭は月齢が7か月、もう1頭は3か月。
・保育園に入園させたい
スタッフの話では、入園させてあげたいけれども、現在店舗では入園待ちになるとの事。
そのため飼い主さんに私の出張トレーニングを薦めたそうです。
犬の月齢から犬の社会化やしつけなど始める良い時期を迎えている事も出張トレーニングを薦めた理由として推測できます。
私がスタッフから、「2頭の大型犬~」とお話を受けた際、
私は、ゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーなどレトリバー系を予想していました。
なぜならこの2犬種は大型犬ではとてもメジャーですし、日本での人気犬種でもあるからです。
しかし、実際に聞いて見るとその予想は大きく外れました。
非常に稀なケース
この飼い主さんがご自宅に迎えた2犬種は、シベリアンハスキーとボルゾイでした。
私は数々の多頭飼いの飼い主さんと出会ってきましたが、初めての犬の組み合わせになります。
しかも保護施設から迎えたとの事でしたから、非常に稀なケースと言えるでしょう。
さて、冒頭で冬の気温の事について触れましたが、どちらの犬もロシアが原産国ですので、とても寒さに強い犬種になります。
今の日本の季節はこの犬達にとって過ごしやすい季節かもしれません。
ただし、寒さに強いとはいえ屋外で飼う事は控えた方が良いですね。
特に幼少期は体調を崩しやすいので、適度な室温の屋内で飼う事をおすすめいたします。
この飼い主さんのお話では、ご自宅の1室を犬達のお部屋にしているとの事でしたが、エアコンが設置されていない部屋のようなので少し心配になりました。
これが数か月後、気温の高くなり始める季節になったら、暑さの苦手な犬種だけになお心配です。

犬、優雅と検索すると一番最初に出てくるボルゾイ
環境の変化の影響
今回のシベリアンハスキーとボルゾイの子達が1年を通して快適なお部屋で過ごせるようにする方法は大きく分けて2つになります。
いたってシンプルです。
今過ごしている、お部屋にエアコンを設置するか、エアコンの設置してあるお部屋で過ごせるようにするかです。
お話によるとおトイレもまだうまくできないという事でしたので、今からエアコンのあるお部屋におトイレを設置し練習した方が良いでしょう。
なぜなら、おトイレの場所を変えると排泄の失敗が増える場合があるからです。
また、引っ越しやご家族の方の結婚や進学による家族構成の変化によっても、排泄の成功率が低くなる場合もあります。
可愛がってくれた人がいなくなると、犬の精神的な所に影響するのでしょう。
余談になりますが、二人暮らしのご家族で、パパさんが長期出張になったら排泄の失敗が増えたというお話も以前ありました。
機会があったら、ご紹介しますね。
このように極端な環境の変化に対して、うまく対応できない子もいますから、排泄に限らず、細かな体調の変化にも気づいてあげたいですね。
犬を迎えるにあたって、犬達がどのような場所で過ごすのかをあらかじめ考え、極力、生活している環境の変化を少なくしてあげましょう。
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ボルゾイ、イタリアングレーハウンド、アフガンハウンドなどなど
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次回のブログ更新は2月4日(土)予定です。