久しぶりにアノ話を


こんにちは。プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー講師の矢川です。

今回は久しぶりに競走馬のお話をお伝えしようかと思います。

競馬=ギャンブルと思われている方が多くいると思うのですが、血統や競馬に携わる人(ホースマン)の背景がわかると、競馬への見方が変わると思います。

なぜ、急に私が競走馬や競馬の話を?

と思われている方もいらっしゃると思いますので、少しだけ前置きをいたしますとその昔、競馬場で競走馬のトレーニングをする仕事に携わっていたことがあるからです。

絶頂期に引退

今は犬のトレーニングに携わっていますが、犬も馬も動物ですからトレーニングに共通点もあるんですよ。

プレイボゥの生徒さん向けのセミナーでも馬の話を切り口に犬のトレーニングについて話していますし、今回のようにメルマガの題材にする事もあるのです。

そんな訳で、今回は1頭の競走馬にスポットを当ててみました。

その競走馬の名前は、<イクイノックス>という馬です。

実は一昨日、競走馬としての引退を表明いたしました。

このイクイノックスという馬、引退時も世界で何万頭といる競走馬のランキング(競馬での強さの指標のようなもの)で1位だった馬なのです。

つまり、絶頂期に引退を表明した事になります。

例えが的確かどうかわかりませんが、野球選手の大谷翔平さんが、今、引退するような感じでしょうか。

そんなイクイノックスの血統や性格、人間に例えると何歳で引退したのかなどを簡単にまとめてみました。

爪が丈夫である事も大事?

・血統
このイクイノックスという競走馬ですが、ディープインパクトやキタサンブラックといった馬たちと血統が似ています。
似ているというか親族ですね。
キタサンブラック(馬主は歌手の北島三郎さんでした)はイクイノックスの父ですし、ディープインパクトは祖父の弟といった血統背景です。

・性格や体質
騎手や担当厩務員曰く、とてもおとなしくて温厚だそうです。
競馬はどんなに優れた能力を持っていても、素直な性格でなければレースで力を発揮するのが難しいのです。
なぜかというと、騎手の指示通りに走らなければならないからですね。

また、レースが終わってからも飼葉(かいば、と読みます。いわゆるご飯のこと)もよく食べ、よく寝るそうです。
競走馬の中にはレースで疲れて飼葉を食べない馬もいます。
そうすると、トレーニングメニューが消化できなくなりますから、レースに出られなくなってしまうのです。
人間でもアスリートは食べるのも仕事と言われたりしますから、それに似ていますね。
イクイノックスはそのあたりもしっかり兼ね備えていたと言えるでしょう。

マニアックな所で言うと、爪も丈夫でなければいけません。
爪が弱い馬は裂蹄(れってい)と言って、寒くなったり乾燥すると人間のヒビやあかぎれのように蹄(ひづめ)が割れてしまうのです。
そうするといくら体調が万全でもレースでは走れないのです。

イクイノックスは爪もとても丈夫だったようです。
これもひとつのスキルかもしれませんね。
馬は人や犬以上に爪のケアをするんですよ。
爪や蹄鉄(ていてつ、と読みます。馬の靴のようなもの)の話だけで1時間話せますね(笑)

・レースに向けての調整
一昔前までは、レースに出走した後も厩舎にいて、次のレースに向けて調整を行っていました。
しかし近年では、レース後は牧場に放牧に出て、リラックスしながら英気を養う調整方法が主流です。
イクイノックスの調整も基本的にはこの調整方法でした。
犬にもあてはまる事なのですが、トレーニングを行うまでの環境作りが大切と言えるでしょう。

馬の蹄鉄。ラッキーアイテムとしても知られています。

これからの仕事

・引退時期
イクイノックスは4歳で引退しました。
馬の年齢は以下の計算式で人間の年齢に換算することができます。
(馬の年齢-3)×3+18=人間の年齢
ですので、4歳で引退ということは人間の年齢で21歳で引退した事になりますね。

プロのアスリートが20代の全盛期で引退されたのは、メジャーな所で言うと、サッカー選手の中田英寿さん(29歳で引退)ぐらいでしょうか。
(羽生結弦さんも一線を退くという意味では若かったですね)
おそらくまだまだ競走馬として活躍できましたから、馬主やそれに関わる人達の決断は賞賛に値しますね。
素晴らしい引き際だったと思います。

・これからの仕事
イクイノックスは今後、北海道の牧場に帰り種牡馬(しゅぼば、と読みます。種馬のこと)として活躍する事になります。
ディープインパクトもそうでしたが、海外からのオファーもあるでしょう。
優れた競走馬を輩出する事がこれからの仕事になります。

いかがでしたでしょうか?

繰り返しになりますが、絶頂期での引き際が際立ちますね。
決断したホースマンの方々に拍手です。

皆さんは今現在、ダラダラと続けてしまっていることはありませんか?
それをスパッと決断して、やめるという事もひとつの選択肢です。

プレイボゥドッグトレーナーズアカデミーに来校される方の中には、新たに犬のトレーニング方法を身に着けたい方や将来犬に携わる仕事に就きたいといった方々が多くいます。
新しく何かを始める事が犬に関わることであれば、プレイボゥドッグトレーナーズアカデミーまでお問い合わせくださいませ。

いつもお伝えする犬に関するお話ではありませんでしたが、最後までご愛読いただきありがとうございました!


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