Time is ・・・?
こんにちは。プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー事務局の石田です。
昨日は、金木犀の香りから秋を感じた、というお話しをしましたが、2020年も気づけば10月下旬。
今年は例年以上に時が経つのが早いと感じます。
人が年を重ねるごとに1年を早く感じるのは、1年間で体験する出来事がルーティン化し、脳に伝わる刺激が少なくなるから、という話をきいたことがありますが、
今年は、新型コロナウイルスに始まり、今までに経験したことのない出来事が次々あったにも関わらず、早いと感じる。あの話は違ったのか・・・?などと考える毎日です。
このように、人には時間の感覚があり,その感じ方は人それぞれですが、
犬にとっての1日の体感時間は、どのくらいなのか皆さんご存じですか?
なんと、人間の時間であらわすと約7時間!
つまり人の約3分の1ほどしかないということになります。
それをもとに考えると、
例えば、飼い主さんが朝から夕方までの7時間前後、仕事や学校で家を不在にする場合、
犬は、人間でいう丸一日分、飼い主さんと会えない感覚でいるということ。
これが、さらに伸び、飼い主さんが朝から晩まで1日中不在となると、犬は、人間でいうところの、3日間も飼い主さんと離れていると感じることになります!
3日間・・・長いですね。
これをもとに、愛犬との日常生活を考えてみると、
例えば、飼い主さんが不在だったり、忙しかったり、天気が悪かったりで散歩に2日間ほど行けなかったとします。
その場合、犬は、人の時間感覚で表すと約1週間散歩に行けないと感じてしまいます。
1週間外にも出ず、ほぼ歩くこともしない・・人に置き換えても、なんだか息がつまりそう。
ちなみに、私の場合は、春に行われた緊急事態宣言中の運動不足・日光不足なもやもやとした生活が思い出されました(笑)
このように想像すると、犬も大きなストレスを抱えてしまうことが理解できるのではないでしょうか。
また、犬とは本来、人間と共に生活していく過程で、様々な仕事を担う目的で作られました。
例えば、匂いを嗅いで、獲物を追いかけたり、その居場所を吠えて知らせたり・・・
つまり犬には、そういった行動をしたいという本能的欲求が備わっています。
外での散歩は、そういった欲求を満たしてあげたり、刺激を与える為にもとても重要なものなんです!
ですが、散歩に限らず、なかなか外出ができない時は勿論誰にだってあります。
そんな時、私は、どうしたかというと、家での筋トレや、ただひたすらに本を読んでエネルギーを消費する努力を
していた気がします。
これも犬に置き換えて考えてみましょう。
もしも、お散歩のタイミングを逃してしまったならば、犬と一緒にお家でできることを考えてみる・・・
例えば、知育玩具を使用してみたり、お部屋の様々なところや、毛の長いバスマットなどにオヤツを隠し、嗅覚を使った宝探しゲームを行ってみたり、
はたまた普通のかくれんぼをしてみたり・・
家の中でも、愛犬が楽しんで、なおかつエネルギーを発散できることを一緒に実践することで、ストレス発散に繋がっていきます。
さらに、飼い主さんと一緒に行うという経験が、犬との絆をさらに深めます!
時間という概念は、人間だけのものかもしれません。しかし、犬と過ごす時間は皆さんにとってかけがえのない時間であると思います。
その時間が犬と人どちらとっても充実したものになるよう、
皆さんもぜひ、犬と人の時間の感じ方を考えながら、共に過ごす時間を大切にしてみてください!