知っておきたい!子犬の社会化
こんにちは。プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー事務局の石田です。
プレイボゥドッグトレーナーズの理念の中でもご紹介していますが、今回さらに深くお伝えしたい内容が・・
『子犬の社会化』についてです。

子犬の社会化ってなーに?
まずはイメージ・・・
突然ですが、皆様には、苦手なものってありますか?
私は、成人してから初めてヨットに乗る経験をしたのですが、その日は、波も高く、それまでに乗ったことのある大きい船とは違い、波の揺れを直に感じる経験をし、船酔いに。
それ以降、ヨットや小型の船に乗ることがとても苦手です。
想像しただけで、あの船酔いの感覚が・・・
一緒に乗船した友人は、小さい頃から、釣りをする際などで乗り慣れているそうで、普段より高い波で揺られてもピンピンしていました。(とても羨ましい・・)
と、話が長くなりましたが、このように、小さい頃から経験し慣れ親しんだものに対しては、多少程度が変化しようと、特に気にすることなく、その場をやり過ごすことができます。
この友人の例が『社会化』と似たようなものです。
では、社会化とは・・?
先ほどの例を元に、『子犬の社会化』を説明すると・・
「社会化」とは、子犬の社会化期(おおよそ生後3週頃~12週)と呼ばれる時期に、将来成犬になってから、経験するであろう物事や刺激に慣れさせることを指します。
つまり「社会性」を身につけるということです。
人との暮らしの中では、車やバイクが通り過ぎる音や遠くで聞こえるサイレンの音、飼い主様以外の人、自分以外の犬といった、犬が警戒心を持ちやすいものが
たくさんあります。
こうした、犬にとって「ストレス」となりうることに、幼少期から少しずつ慣れさせておくことにより、成長してから出会う様々な刺激への耐性をつけることにつながります。
さらに、様々な刺激に対し、良いイメージをつけることで、犬がその刺激と出会った時、警戒心や恐怖心を抱かずに、過ごすことができます。
社会化をきちんと行うと・・
つまり、社会化トレーニングをきちんと行うことで、成犬になってから起こる「犬の問題行動」と言われるような、飼い主様が困ったと感じる行動の頻度が減っていくのです!
私自身犬を飼い始めたときにはこの『社会化』を知らず、後々、しっかりと社会化してあげればよかった・・と後悔した飼い主の一人でもあります。
すでに『社会化』についてご存じの方も、いらっしゃるかとお思いますが、
これは、ドッグトレーナーとして学び始める時に、必ず知ってほしい知識の一つでもあります。
ドッグトレーナーを目指す皆さんはもちろんのこと、犬の仕事に興味のある方、そしてこれから犬を迎える方や、ご自身の愛犬の為にも「社会化」について理解していただけると嬉しいです♪