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 ドッグトレーナーになりたい!を応援するブログ

犬の○○能力

こんにちは。
アカデミー事務局の石田です。

アカデミーがある中目黒教室や向ヶ丘教室も梅雨入りし、
時にじめじめ、時にうだるような暑さ・・と、過ごしづらい気候が続いています。

 

梅雨や暑い時期、犬との過ごし方。

愛犬と過ごされている方にとっては、
雨でお散歩に行けなかったり、気温の高さから散歩時間をずらしたり・・と生活リズムが変化する時期かと思いますが、
雨の日には、お家の中で犬のストレスを発散させてあげたり、
気温が高い時には快適な室温に整えたり・・と、状況に応じて対応していきましょう(^^)!
(お家でのトレーニングが気になる方!こちらをご覧ください♪)

そんな気候が影響したのか、私自身も身体が重いなー、集中力が続かないなーと痛感することがしばしば。

実は先日、雨の中ぼーっとしながら帰宅していたら
横を通過した車の水がおもいっきり跳ねて、ズボンがびちゃびちゃになる・・という事件が。苦笑

水がかかるくらいならばまだしも、気を付けないと事故につながる可能性もありますので、
注意力や知覚機能の低下はよくないぞ・・・と密かに反省しました。

まだまだ梅雨の時期は続きますので、
気合を入れ直して、夏まで乗り切りたいと思います!(笑)

 

 

今日は「知覚」についてのお話を。

さて先ほどあげた「知覚機能」について、今日は少し話していきます。

人間を含む動物は、外界からの刺激を感じ取り、それに基づいて行動しているのですが、
感じ取った外界の刺激に、意味づけをするまでの過程のことを知覚と呼びます。

例えば・・・・・・熱い物に触れた時。
皮膚が物理的な刺激(熱)に基づく感覚情報を受け取り、
それに対して「熱い」という意味づけを行うまでの過程が知覚です。

刺激を受け取る機能には、五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)や
運動感覚、平衡感覚、内臓感覚など様々な種類があり、
日々多くの刺激を受け取り、それを脳でうまく情報処理・統合しているんですよ。

と、ここまでは人のお話になってしまいましたが、
実は犬も○○と○○を知覚するための能力が発達しています。
さて、○に入る文字はなんでしょうか(^^)?

犬の目線が上になっている写真

〇に入るのはなんでしょう?

 

 

正解は「ニオイ」と「動き」です!

犬はニオイや動きを知覚するための能力が素晴らしく発達しています。
網膜の端っこで感知したことをちゃんと見分けられるんですよ~!
つまり、犬の斜め後ろで起きたことでも、目でしっかり知覚しています。

例えば、犬の斜め後ろあたりで、「何か動物が動いた」であったり、
トレーニング中、ご褒美のおやつをとるためにポケットにしのばせる「手が動いた」というのも、はっきり見てとれるということなのですが・・・すごくないですか?
(最近、集中力・注意力が欠如している私からしたらうらやましいの一言です(笑))

 

 

犬の能力を把握しておくことはとても大切!

犬にはこのような素晴らしい知覚能力がある、ということを知っておくのは、
犬とトレーニングをするうえでも役立ちます。
というのも、トレーニングをする際、「犬の行動の何に対してご褒美をあげるのか」ということを
犬の知覚世界、すなわち犬目線にたって考えることが重要だからです!

さらに犬とトレーニングするうえで、もう一つ大切なポイントが。
それは、「動物が行動を起こすには、なんらかの利益というモチベーションが必要である」ということ。

これに関しては私たち自身のことに置き換えて考えるとわかりやすいと思うのですが、
人が何か行動をするとき、その行動に伴う利益や報酬、モチベーションを重視しますよね?
また、報酬が高ければ高いほど・・・・・・・やる気は出てくると思います。
犬のトレーニングでもその考えが有効である、ということなんです。

では、その考えを活かしてどう犬へトレーニングしていくのか。
そこを考えることが犬を学ぶことの深みであり、面白さの1つでもあります。

プレイボゥドッグトレーナーズアカデミーでは、
犬の知識や情報、トレーニング技術を座学や実習にてお伝えしているのですが、
学べば学ぶほど・・・知れば知るほど・・犬の世界の深みへはまること間違いなしですので、
犬について、またトレーニングについて学びたい方は、1歩を踏み出すことをオススメします。
(7月開講が間近ですよ!:https://playbow-dogtrainers-academy.com/course2.php

なんて、アカデミーの宣伝もいれてしまいましたが(笑)、
犬について1知ると、視野が広がり、犬に対しての理解が1以上になるということを
私自身も日々感じています(^^)

皆さんもぜひ、犬についての知識や情報を吸収し、
時にアップデートし、学びを深めていきましょう!

知っていますか?ドッグトレーナーの一番大変な仕事

ドッグトレーナーの仕事相手は犬だけではない

こんにちは。
プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー事務局の大竹です。


今日はドッグトレーナーのお仕事についてお話しします。

ドッグトレーナーのお仕事は、その名の通り「犬をトレーニングすること」です。
「大好きな犬を相手に仕事ができるなんて素敵!」と、犬好きなら興味をもつ仕事の一つではないでしょうかU^ω^U

ドッグトレーナーの仕事は犬のトレーニング…だけじゃない?一体何をするの?

しかし、ドッグトレーナーは犬「だけ」を相手にするわけではありません。

切っても切れない❝飼い主❞とのやり取り

簡単ですが、以下にドッグトレーナーのお仕事の流れを書きます。

①お問合せいただいた飼い主さんから、お悩み事の内容をお聞きします。

②ご予約の日になったら、実際の犬の様子を見ながらさらに詳しく飼い主さんからお悩み事をヒアリングします。
そして、犬と飼い主さんの生活の中で実際に行うことが可能なトレーニング方法かどうかを考えながら、トレーニングプランを立てます。

③トレーニング開始!
実際に犬と一緒にトレーニングをしながら、飼い主さんにもトレーニング方法をレクチャーします。
さらに、ドッグトレーナーがいない時の対処方法や、他のご家族への伝え方などのご相談にものります。
その日のトレーニングが終了したら、次回のご予約などを確認します。

いかがでしょう?
犬と接する時間よりも、飼い主さんとコミュニケーションを取る時間のほうが圧倒的に長いですよね。

ドッグトレーナーの仕事は“飼い主教育”

なぜ、飼い主さんにもトレーニング方法を教えるのでしょうか?
それは、その犬とずっと一緒に生活するのは飼い主さんだから。
ドッグトレーナーとトレーニングをして、ドッグトレーナーの言うこと“だけ”を聞くようになっても意味がない。とプレイボゥは考えます。
「トレーニング」を通じて犬と飼い主さんが良好な関係性を築くことが、私たちが考える犬と飼い主さんの最終目標であり、理想の姿なのです^^

しかし、この「飼い主さん教育」が、それはそれは難しいのです(笑)
ドッグトレーナーの一番大変な仕事といっても過言ではありません。

「どういう話し方をすれば上手く伝わるか?」
「どうやったら飼い主さんの気分を害さずに、飼い主さんの行動を改善させることができるか?」
「優しい口調と厳しい口調、どっちのほうがこの飼い主さんには効果的に響くか?」
ドッグトレーナーはそんなことも考えながら、毎日お仕事をしています。

想像すると、胃に穴が開きそうになる人もいるかもしれません^^;

しかし、「飼い主さん教育」もドッグトレーナーの仕事の一つ。
とっても大変なお仕事ですが、その分やりがいが大きいのも事実です^^

犬の仕事をしたいなら

当スクールの実習では、店舗のドッグトレーナーが飼い主さんにトレーニングをレクチャーする様子を見学することもできます。
生徒の皆さんには、店舗のドッグトレーナーが「どういう飼い主さんに、どのような伝え方をしているのか」をぜひ見学いただき、自分のドッグトレーナーとしての引き出しを増やしてもらいたいと思っています^^

犬と飼い主は一心同体。
ドッグトレーナーに限らず、犬に関わる仕事をしたいなら、やはり飼い主さんとのコミュニケーションは円滑にとれるように自分自身をトレーニングしていきたいものですね!

ちなみに5月末には「犬に関わるお仕事」をテーマにしたセミナーを開催予定!

大人気!残席わずか!
犬と関わる仕事の心構えセミナー

興味がある方はぜひご参加くださいね~♪

どちらが魅力的ですか?

こんにちは。プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー事務局の石田です。

少し出遅れた話題となりますが、WBC!侍ジャパン!とても熱い戦いでしたね~!!!
幼い頃から野球観戦が大好きな私にとって、WBC期間はまさにお祭りのようでとても楽しい時間となりました!

昨日より日本のプロ野球リーグが開幕しましたので、今回のWBCを通して「野球」という競技に興味もった方が
NPB(日本野球機構)の試合も見て楽しんでくれたら嬉しいな、と密かな野望を抱いています。
なので、リーグ開幕の宣伝も兼ねてメルマガの冒頭でも話題にあげてみました(笑)

 

 

魅力的に感じる理由

まだまだ野球のお話を続けてしまいますが、私が野球好きである大きな理由として
・試合展開や内容が時にドラマやアニメを超える!
・各選手の個性!
という2つのことに魅力を感じていることが挙げられます。

今回のWBCでもこれらの魅力は存分に感じていただけたのではないでしょうか?
(特に選手の魅力!大谷選手の凄さや人柄には魅力以上に尊敬の念を抱いております・・・。)

野球人口が減ってきている昨今ではありますが、この魅力たちは野球という競技がある限り失われることはない!と確信しているので、
私は生涯、野球という競技に魅力を感じ、楽しみながら見続けていくのだろうと感じています。
皆さんにも長く魅力的に感じている「何か」はありますか(^^)?

なんて、これ以上語り続けると今日のメルマガが野球話で終わってしまうので(苦笑
プレイボゥらしく「犬」の話題に触れていきますが、この「魅力」というものは、犬とのトレーニングにおいても、ものすごく大切なキーワードになっています!

ケイティの写真

スタッフ(石田)の太ももが魅力なのか いつも顔をのせてくれます・・(笑)

 

トレーニングにおける「魅力」とは?

では、犬のトレーニングで「魅力」が大いに必要になるシーンってどんなことだと思いますか?

例えば1つ例を挙げてみると、トレーニングで使う[報酬]、つまりおやつやおもちゃへの魅力が挙げられます。

人に置き換えて考えてみるとわかりやすいのですが、
同じ仕事内容で働いた分の報酬が[1万円]のA社と、[千円]のB社があるとします。
さて、皆さんはどちらの会社で「働きたい!」という意欲が高まりますか?

別のシーンでも・・・。
なにか行動をしたご褒美として[チロルチョコ]と[ロイズの生チョコ]どちらかをもらえるとしたら
どちらのご褒美の方がテンションが高まり、その行動をしよう!とやる気になりますか?

私の場合、前者の問いは当然1万円もらえるA社で働きたい!と思いますし、
ご褒美で大好きなロイズの生チョコをもらえたらとってもテンションが上がり、沢山動きますよー!なんてやる気が漲ると思います(^^)
(チョコが大好きなので、あえて好きなメーカーをあげてみました。でも、正直チロルチョコもすごく嬉しいのはここだけの秘密。)

回答は人それぞれになりますが、自身にとって報酬やご褒美が魅力的であればあるほど、
行動へのモチベーションが高まり、その行動をする頻度を増やすことができる、ということです!

イメージしやすくなりましたか・・・?
そして、この考えがドッグトレーニングや犬のしつけにも該当してきます!

犬の行動(トレーニングやしつけをしたい行動)を増やしたいのであれば、
犬がその行動をしたい!と思うような魅力的な報酬を用意するとよりトレーニングの効果が高くなるということです!

とはいえ、ずーーーーっと魅力が高い報酬を使うのではなく、
状況に応じて、魅力度の高いもの、そこそこのもの・・という複数の報酬を使い分けていくと
犬とのトレーニングがより濃いものになっていきます。

このあたりの考え方について、プレイボゥでは「学習理論」という授業でお話をしていたり、
犬にとっての報酬の魅力度を知るには・・?というところを実習で学ぶことができたりします♪

他にも、犬にとって飼い主さんが魅力的であればあるほど、トレーニングへの効果は絶大!なんですよ(^^)

飼い主さんの魅力や報酬の魅力を理解し、
犬との生活やトレーニングに取り入れてみませんか?
きっと今以上に犬との絆も深まること間違いなしです!

本日は犬にとっての魅力についてお伝えしてみましたが、
逆に、「犬が私たちにとって魅力的である理由」を紹介したブログがありますので、ご興味があればぜひご覧ください!

ブログ:犬が私たちを魅了するわけ

それでは、本日も最後まで読んでくださりありがとうございました!

叱ることが苦手です 

 

こんにちは。プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー事務局の石田です。


皆さんには、苦手とする行為や行動はありますか?私は幼い頃から「叱る」ことが苦手です(>_<)

なので、タイトルの「叱ることが苦手」なのは、私のことを指します。


とはいえ、喜怒哀楽の感情はしっかりあるタイプなので、
日常生活の中で、時に怒ったりイライラとしてしまうことはもちろんありますよー!(笑)

ただ、「叱る」という行為が昔から苦手な為、
家族や友人に対して、その他さまざまな場面で、できる限り「叱る」ことを回避するように生きていました(苦笑)


そして、それは愛犬に対しても同様でした。

 

愛犬に対して「叱らない」

愛犬を迎えた当時、私は小学生でドッグトレーニングや犬のしつけについての知識はほぼ皆無。
本や雑誌で得た情報から「オスワリ・フセ」や「待て」といった基礎的なトレーニングを愛犬と一緒に練習したり、
トイレの場所を教えたり・・と見よう見まねでの簡単なしつけを行っていました。

石田の愛犬の写真

石田家の愛犬です~

 

今考えると、そこでトレーニングの重要性に気付けていれば、
もっと愛犬にしてあげられることが沢山あったのに・・・!という後悔がありますが、
唯一、その当時の自分に「よくやった!」と伝えたいことが。


というのも、当時から叱るのが苦手な私は、
愛犬に対して「出来ないから叱る」「失敗したから叱る」ということはしたことがなかったんです!


さらに、ちょっと捻くれていた時期でしたので、
「愛犬に怒ったり叱ったりしても、言葉が分かるわけではないから、ただ怖がらせるだけなんじゃ・・・」
と自己解釈をしておりました(笑)


では、愛犬に対してどのように接していたかというと・・・・・
「出来たら沢山褒めてあげる(時におやつ付き)」をとにかく実践していました。


叱るのが苦手な私は、当然叱られるのも嫌なタイプで、「どうせなら叱るのではなく褒めてくれ!」と感じていたので、
愛犬には私のそんな思いを反映させ、接していました。


プレイボゥのメルマガをいつも読んでくださる方ならば
この辺りでピン!と来ているかもしれませんね!

 

モチベーショントレーニングへの第一歩!

そうです!
ものすごーく曖昧ではありますが、
愛犬とのトレーニングの時に「モチベーショントレーニング」らしさを取り入れていたんです!!!


「モチベーショントレーニング」とは、世界的にも主流のドッグトレーニングの方法です。


「モチベーション」という言葉のごとく、
オヤツやオモチャなど、犬が喜ぶご褒美を使いながら、
犬のやる気を引き出してトレーニングを行っていく方法なのですが、
プレイボゥでもこのトレーニング方法を採用しています(^^)


犬の喜ぶご褒美を使って・・・とありますが、
「これができたらいいことがあるよ!」
と褒めたり、ご褒美を使いながらトレーニングを教えていくようなイメージです。


教えたい行動をした後に、ご褒美が出てくれば
犬は「これをしたらご褒美をもらえた!」「褒めてもらえる!」「嬉しい!」と考え、

ご褒美をもらうためにその行動を繰り返してくれるようになるんですね♪


もちろん、ポジティブな気持ちでトレーニングを行うことができるので、
トレーニング=楽しいもの、と犬が感じてくれるのも大きなメリットとなります!


小学生時代の私の曖昧なトレーニングでも効果はあったのか、
愛犬はオスワリ・フセや待て、トイレなどをスムーズに覚えてくれて、なんだか楽しそうにしていたのを思い出します。


ですがご注意ください!
この曖昧な方法はたまたまなので、正直全くオススメできません!(笑)

 

 

犬を知り、トレーニングの知識をつけることの重要性

犬について知り、その犬にあったトレーニング方法を行うことが何よりも重要なことなので、
皆さんにはぜひ、犬について学び、ドッグトレーニングについての正しい情報や知識を手に入れていただきたいと思います。


というのも、本日ご紹介したモチベーショントレーニングも、ただ褒めればいいというわけではなく、
犬にとって、ご褒美が魅力的でなければなかなかうまくいきません。


ではその犬にとって、なにがご褒美(モチベーション)となり、なにを楽しいと思うのか。
その見極めをするには正しい知識をもっている必要があります。


プレイボゥドッグトレーナーズアカデミーは、
その知識やスキルを皆さんに学んでいただく場となっているんですよー(^^)/

と、少し宣伝もいれてしまいましたが(笑)、
犬とのトレーニングを楽しく素敵な時間にできるよう、一緒に犬について知っていきましょう!

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トレーニング×犬の魅力を全力でお伝えしている
スタッフのブログもぜひご覧ください!

我が家に大型犬がやってきた!
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お散歩で「歩けないor歩かない」犬

こんにちは。
プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー事務局の石田です。

近頃、一気に涼しくなったからかでしょうか、
出勤・退勤の時間帯に愛犬を散歩させている方をよく見かけます。

お散歩中の犬

暑さが過ぎ去り、お散歩もしやすい!

 

散歩中、見かける飼い主さんの行動

私の自宅付近はマンションやアパートが多い住宅街ということもあり、
小型犬を連れた方々を見かけることがほとんどですが、
教室の近くでは、小~大型犬まで様々な犬種を見かけます(^^)

なかには、おそらくミックスだろうけど何犬が混ざっているのだろう・・?と
ぱっと見では分からないこともあるので、セルフ犬種クイズをしながら毎朝毎晩楽しい気持ちで歩くのが日課になりつつあります。
(クイズといいながらも答えが確実ではないところがセルフのデメリットではありますが・・(笑))

そんなお散歩風景の中、たまに見かける光景のひとつが、愛犬を抱っこして歩いている飼い主さん。
皆さんの周囲やご自身にも心あたりがある方もいらっしゃるかもしれませんね!


生徒さんや来校者の皆さんとお話するときにも、「愛犬がお散歩で歩かない」「お散歩中、歩かなくなると抱っこしてしまう」という内容はよく聞く話だったりします。


では、どうして歩かないのか、その原因は一体・・・?皆さん、一緒にイメージしてみましょう!


歩かない原因を考えてみる。

原因その1:苦手なものがある

例えば、いつものお散歩コースに何か苦手なものがあるとします。
車や踏切の音、人、犬などなど・・・・。
そうすると、犬はその苦手なもの避けたり、刺激に圧倒されて歩かなくなってしまう可能性があります。


原因その2:疲れや怪我

いつもの散歩コース距離が犬にとって少し疲れてしまう距離だったり、体調不良や怪我などで歩けない可能性があります。
これは季節や天候・湿度など、その日ごとの環境や愛犬のコンディションも関係してきそうです。


なんて、とても簡単に原因を挙げてみましたが、犬によって理由はそれぞれですので他にも原因や要因は沢山あると思います。

こうして原因をイメージしてみると、なんだか犬は「歩かない」ではなく、様々な要因によって「歩けない」という表現の方がしっくりくる気がしますね・・・。


皆さんのイメージではどうでしたか?

 

 

「歩けない」を改善するには?

では、犬が「歩けない」原因がわかったら、次はそれを改善するためにはどうすればいいかを考えてみましょう(^^)


身体的要因であれば、病院に行ったり、しっかりと犬の様子を見てあげることが第1歩かと思います。


では、苦手なものや刺激はというと・・・
改善するのがとっても難しかったり、かえって犬にストレスを与えてしまったり、時間がかかったりするケースがあります。

なので、ご自身で犬やトレーニングについて学んだり、ドッグトレーナーなどプロに相談しアドバイスをもらいながら、
その犬にとってストレスのかからない最善の方法で、苦手なものを良いイメージに変えていくことをオススメします!

この「苦手なものや刺激に慣らす」という一連の取り組みもれっきとしたドッグトレーニングなんですよ!

とはいえ、人間同様どうしても克服できないものもあったりするのでそこは飼い主側がしっかり理解し、受け止めてあげることが大切です。


刺激や苦手なものに対しては、子犬のころから様々なものに慣らしていく「社会化」も大変有効ですので、
ぜひこの「社会化」をチェックしてみてくださいね!
(社会化についてはこちらをご覧ください♪)


ドッグトレーニングって「おすわり」や「ふせ」といった基礎的なトレーニング以外にも
沢山の項目があり、奥が深いんです!


ぜひご興味のある方は、ご自身のペースでいいので【犬とトレーニング】について沢山学んでみてください♪
一度学びを始めたら抜け出せなくなること間違いないですよ~(^^)


既に学んでいる方は、これからもご自身の情報を更新し、共にスキルアップしていきましょう♪

ボディランゲージ以外の情報伝達

 

こんにちは。プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー事務局の石田です。


先日のメルマガにて、犬のボディランゲージについて触れました。
(先日のメルマガの内容はこちら

 

犬は社会性の高い動物!

その際にも触れたように、犬は言語を用いない動物です。

しかし、犬は社会性が高い動物ですので、お互いの「情報伝達」というのは
群れの安定性やエサの捕獲、子の育成など様々な場面において非常な役割を担います。

特に、犬の群れは高度に発達しているので、社会コミュニケーション能力も高い傾向にあるのです!

コーギー2頭の写真

コミュ力高めです~( *´艸`)

 

また、犬同士の関係におけるコミュニケーションの表現方法を、
人に対しても同じように使用する方が多いため、先日話題に挙げた「ボディランゲージ」など、
犬が表現するシグナルを理解し、適した対応をしていくことが、
犬と共に過ごしていくうえで、役立つのです!


では、犬のコミュニケーションには
「ボディランゲージ」以外にどのような方法があるのでしょうか?

 

犬のコミュニケーション例①

その1)聴覚を介したコミュニケーション

犬は発声によるコミュニケーションが発達しており、他の野生のイヌ科動物と比較しても、声のレパートリーが多様です。

レパートリーが多い分、同じような発声でも異なる意味をもつ場合が多いので、
私たちがこれらを理解する為には、発声とあわせ、犬の表情や姿勢を相互的に理解することが重要です。


例)
「吠え」
警戒、警告、防御、恐怖、遊びの勧誘、挨拶、関心の要求などを目的に発せらます。
このように、吠えだけでも沢山のレパートリーが!

声の強さ、高さ、持続時間もさまざまです。
例えば、高い周波数の吠えは挨拶や遊びに誘う時に。、低い声は警戒や警告、防御時に発せられることが多くなっています。


「唸り」
一般的に威嚇や防御のために発せられることが多いが、遊びや関心を得るためなどの目的でも認められています。
低い声で、1~数秒の長さで、飼い主との遊びのでも発せられることがあり、おそらく興奮とともに認められると考えられています。

 

犬のコミュニケーション例②

その2)嗅覚を介したコミュニケーション

実は、犬(猫も)は嗅覚を介したコミュニケーションが大変多いといわれていますが、まだ謎が多い部分でもあります。
おそらく種、性別、発情周期、個体識別、健康状態、情動的状態などの情報が嗅覚を介して伝達されているよう。
ちなみに、この情報の一部はフェロモンを用いて行われてると考えられています。


例)
「アポクリン腺と脂線分泌物」
犬の耳や口、鼠径部、肛門周辺、肉球にある皮脂腺から排泄されていて、
初めてあった犬たちが嗅ぎ合っているのはこの匂いだと考えられています。

この匂いには、テリトリーの主張、仲間同士の挨拶の意味があり、
さらには、匂いによる情報だけでなく、周りにいる他個体へマーキング姿勢を見せることでも
触覚を介したコミュニケーションでもあるとされています。


このように犬は、視覚を介したコミュニケーションである「ボディランゲージ」以外にも、
聴覚・嗅覚・触覚を介した情報伝達を多様に活用しているということなんです。


そして、大切なのは「多様なコミュニケーションを同時に活用している」ということ。

例にも挙げた「吠える」という行動でも、感情は様々です。
その犬がどのような環境・状態・姿勢で吠えているのかを同時に観察し、
意図を理解してあげる必要があるのです。

この辺りは、人同士のコミュニケーションも同様ですね(>_<)

今回の例もごく一部ですので、ご興味のある方は、
ご自身の周りにいる犬がどのようなコミュニケーションを行っているのかぜひ沢山観察してみてくださいね♪
そして、一緒に犬を理解していきましょう!


(参考図書:犬と猫の行動学 基礎から臨床へ)