タグ: 犬の仕事

 ドッグトレーナーになりたい!を応援するブログ

犬の○○能力

こんにちは。
アカデミー事務局の石田です。

アカデミーがある中目黒教室や向ヶ丘教室も梅雨入りし、
時にじめじめ、時にうだるような暑さ・・と、過ごしづらい気候が続いています。

 

梅雨や暑い時期、犬との過ごし方。

愛犬と過ごされている方にとっては、
雨でお散歩に行けなかったり、気温の高さから散歩時間をずらしたり・・と生活リズムが変化する時期かと思いますが、
雨の日には、お家の中で犬のストレスを発散させてあげたり、
気温が高い時には快適な室温に整えたり・・と、状況に応じて対応していきましょう(^^)!
(お家でのトレーニングが気になる方!こちらをご覧ください♪)

そんな気候が影響したのか、私自身も身体が重いなー、集中力が続かないなーと痛感することがしばしば。

実は先日、雨の中ぼーっとしながら帰宅していたら
横を通過した車の水がおもいっきり跳ねて、ズボンがびちゃびちゃになる・・という事件が。苦笑

水がかかるくらいならばまだしも、気を付けないと事故につながる可能性もありますので、
注意力や知覚機能の低下はよくないぞ・・・と密かに反省しました。

まだまだ梅雨の時期は続きますので、
気合を入れ直して、夏まで乗り切りたいと思います!(笑)

 

 

今日は「知覚」についてのお話を。

さて先ほどあげた「知覚機能」について、今日は少し話していきます。

人間を含む動物は、外界からの刺激を感じ取り、それに基づいて行動しているのですが、
感じ取った外界の刺激に、意味づけをするまでの過程のことを知覚と呼びます。

例えば・・・・・・熱い物に触れた時。
皮膚が物理的な刺激(熱)に基づく感覚情報を受け取り、
それに対して「熱い」という意味づけを行うまでの過程が知覚です。

刺激を受け取る機能には、五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)や
運動感覚、平衡感覚、内臓感覚など様々な種類があり、
日々多くの刺激を受け取り、それを脳でうまく情報処理・統合しているんですよ。

と、ここまでは人のお話になってしまいましたが、
実は犬も○○と○○を知覚するための能力が発達しています。
さて、○に入る文字はなんでしょうか(^^)?

犬の目線が上になっている写真

〇に入るのはなんでしょう?

 

 

正解は「ニオイ」と「動き」です!

犬はニオイや動きを知覚するための能力が素晴らしく発達しています。
網膜の端っこで感知したことをちゃんと見分けられるんですよ~!
つまり、犬の斜め後ろで起きたことでも、目でしっかり知覚しています。

例えば、犬の斜め後ろあたりで、「何か動物が動いた」であったり、
トレーニング中、ご褒美のおやつをとるためにポケットにしのばせる「手が動いた」というのも、はっきり見てとれるということなのですが・・・すごくないですか?
(最近、集中力・注意力が欠如している私からしたらうらやましいの一言です(笑))

 

 

犬の能力を把握しておくことはとても大切!

犬にはこのような素晴らしい知覚能力がある、ということを知っておくのは、
犬とトレーニングをするうえでも役立ちます。
というのも、トレーニングをする際、「犬の行動の何に対してご褒美をあげるのか」ということを
犬の知覚世界、すなわち犬目線にたって考えることが重要だからです!

さらに犬とトレーニングするうえで、もう一つ大切なポイントが。
それは、「動物が行動を起こすには、なんらかの利益というモチベーションが必要である」ということ。

これに関しては私たち自身のことに置き換えて考えるとわかりやすいと思うのですが、
人が何か行動をするとき、その行動に伴う利益や報酬、モチベーションを重視しますよね?
また、報酬が高ければ高いほど・・・・・・・やる気は出てくると思います。
犬のトレーニングでもその考えが有効である、ということなんです。

では、その考えを活かしてどう犬へトレーニングしていくのか。
そこを考えることが犬を学ぶことの深みであり、面白さの1つでもあります。

プレイボゥドッグトレーナーズアカデミーでは、
犬の知識や情報、トレーニング技術を座学や実習にてお伝えしているのですが、
学べば学ぶほど・・・知れば知るほど・・犬の世界の深みへはまること間違いなしですので、
犬について、またトレーニングについて学びたい方は、1歩を踏み出すことをオススメします。
(7月開講が間近ですよ!:https://playbow-dogtrainers-academy.com/course2.php

なんて、アカデミーの宣伝もいれてしまいましたが(笑)、
犬について1知ると、視野が広がり、犬に対しての理解が1以上になるということを
私自身も日々感じています(^^)

皆さんもぜひ、犬についての知識や情報を吸収し、
時にアップデートし、学びを深めていきましょう!

イギリスでみた、犬の活躍!

こんにちは。
プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー事務局の石田です。

先日、家族がイギリス出張にいってきました!
(うらやましい・・・(^^)!)

犬ではないのですが、動物に関わる仕事をしており
今回のイギリス出張でも湖水地方など、自然豊かな地域を訪れていたようで、
広い牧場で羊や牛が穏やかに過ごしている写真や動画を沢山送ってくれました!

送られてきた写真や動画はどれも日本とはまったく違う風景で、
そこで過ごす動物たちの様子を興味深く眺めていたのですが、
1つ、どうしても見逃せない動画を発見・・・・・・!

 

ある動画に釘付け・・・!

その動画を見た瞬間、私のテンションは急上昇しました。

皆さん、一体どんな動画だと思いますか(^^)?

 

–動画のシーン説明————

(皆さん、頭の中でイメージしてみてください)

山や緑が広がる自然豊かな牧場の中心に、
羊の群れがいました。

その群れは、動画の序盤から中盤にかけて広がりつつ動いていたのですが、
ある時、羊の群れの奥から黒いシルエットが2つ登場してきます。

シルエットの正体をアップでよく見みると・・・なんと犬!

この2頭の犬が、群れの周りをまわりつつ、羊たちを誘導しはじめます。
それからものの数秒で、広がりつつあった群れはコンパクトにまとまり、移動していきました。

(イメージ終わり。)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

いかがでしょうか?

牧羊犬と羊

犬がどこにいるかわかりますかー(^^)?

牧羊犬が活躍していました!

「家畜の群れを犬が誘導する」といえば、
犬好きの皆さんならばピンとくる方も多いと思いますが、
送られてきた動画には、「牧羊犬」が実際に活躍する場面がしっかり映っていたのです!

ここで、「牧羊犬」とは?と思った方も
いらっしゃると思いますので、このあたりについて簡単に説明させていただきますね!

犬は、人と共に生活する中で、“仕事”をするようになり、その仕事にあった姿形となるよう交配が進められた動物です。
“仕事”の内容は多岐にわたるため、それに伴い犬種の数も増えいくのですが・・・
この“仕事”の内容により、犬種は10のグループに分けられています。

そのグループのうちの1つが「牧羊犬・牧畜犬」なんですよー!

牧羊犬・牧畜犬ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
羊や牛の放牧を手伝う犬のグループで、
家畜達がばらばらにならいないように誘導します。
また、家畜を狼などの野生動物から守る番犬として活躍する犬もいます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

と、ざっくり説明させていただきましたが、
普段日本で暮らす私たちが、
イギリスの牧場で、実際に牧羊犬が活躍している姿を見る機会は早々ないと思うので、
「なんて貴重な動画なの・・・・!!!」と
私のテンションが上がってしまったというワケです(笑)
(実際にその光景を見られた家族が本当にうらやましい!!)

ちなみに、プレイボゥのスタッフ・講師数名にこの動画を見せたところ、
皆同じように、テンションがあがり興奮しておりました(笑)

 

犬の職場ならではの視点

さらにもう1点、私を含めた皆が口にしたのが、
「ボーダーかな?でも、ちょっと違うか・・?」という犬種に対するセリフ。

牧羊犬のグループには、様々な犬種がいますが、
プレイボゥでは、当スクールの代表がボーダー・コリーを飼育している影響もあってか、
牧羊犬というと一番最初に「ボーダー・コリー」が思い浮かびます(笑)
(動画が遠距離からの撮影だった為、正確な犬種はわからずでした。)

このように1つの動画に同じ視点で盛り上がり、共感しあえるところが
犬好きかつ、犬に関わる職場の良いところ!であると感じます。

さて、本日は牧羊犬グループについて触れましたが、
先程あげた10のグループによって犬種の特徴は異なり、それが人間社会での「犬との生活のしやすさ」に大きく関係していきます。

そのあたりのお話も・・・、となると長くなってしますので、よろしければこちらのブログをご覧ください!
(ブログ:吠えることが仕事なんです♪

皆さんの中に、犬が実際に仕事をしてイキイキとしている姿を見たことがある!という方がいらっしゃいましたら
ぜひ感想を教えてくださいね♪

それでは、本日も最後までご覧いただきありがとうございました!
次回もお楽しみに~!

ドッグトレーニングは白か黒か!?

 

ドッグスポーツの一つ、<ガンドッグ>

こんにちは、プレイボゥの鈴木です。

3月の事になりますが、故・森山のトレーニングの師匠でもある
英国のドッグトレーナー、フィリッパ・ウィリアムスが来日しました。
彼女はガンドッグトレーナーやそのジャッジとしても有名であり世界3大ドッグショーでもある英国ケネルクラブ主催のクラフツにも毎年パフォーマンスを依頼されていたドッグトレーナーです。

(詳しくは以前のブログをぜひ⇒3月と言えばやっぱりアレ!

今回、フィリッパの下で7年間修業を積んできた
日本のガンドッグトレーナーでもある磯野麻衣子さんが招致し、
4日間のガンドッグに関するセミナーを開催しました。
私も1日だけでしたが参加してきました。

<ガンドッグ>とは鳥に見立てたダミーと呼ばれるものを、ハンドラーの遠隔指示で犬に回収させるスポーツで、
英国では貴族のスポーツとして故・エリザベス女王もやっていた由緒あるドッグスポーツです。

このダミーを使ったものをワーキングテストと呼び、
(ヨーロッパの一部ではダミー・トライアルとも言われている?)
そして実際に狩猟をして鳥を撃ち落とし、それを回収するのはフィールド・トライアルと呼ばれています。

ケイティのガンドッグ写真

ガンドッグでのケイティ


ドッグスポーツは犬と飼い主との共同作業となり、犬の身体能力云々よりも、飼い主とのコミュニケーションが一番大事なので究極のオビディエンスと言っても過言ではありません。
私のアジリティの師匠も常にそれを言ってました。

ただし、ガンドッグでは犬がハンドラーの指示に従うのも必須ですが
犬の自主性が問われるものでもあります。

なぜかと言うと。。。

 

 

犬は飼い主を移す鏡

ダミーは見えるところに落とされるだけではなく
80メートルから100メートルほど離れた草むらに隠されている事もあり、
ハンドラーの指示でそこまで真っすぐ行ったとしても、
その先は「その辺を探せ」という指示のもと
犬は鼻も使って探さなくてはいけないからです。

更に。

ハンドラーは犬が進む地形や風向きをも考えて
ハンドシグナルやホイッスルで指示をする必要があるので
そこはハンドラーの手腕も問われます。
そして結構ハンドラーの性格が犬に出るのです。

20年以上前に犬のボディランゲージの第一人者と言われる
トゥーリッド・ルーガスのセミナーに参加したのですがその時の言葉が今でも残っています。
結構有名な言葉かもしれません。
『犬は飼い主を映す鏡』

我がパートナー、ケイティは一言で言うと「雑」「中途半端」(汗)
ケイティ、ごめんなさい・・・。

さて、今回のフィリッパのセミナーで改めて思った事。
トレーニングは白か黒かでグレーではない、って事。
これだけでは何のこっちゃ?ですよね。

 

それ、許してませんか?

当たり前なんだけど、実はグレーにしていたトレーニング。
自分が思い描く形ではなくても、終わりが正解だったら「良し」にしていませんか?

おすわりを例にしてみましょう。
「お座り」と言いました。
犬は最終的には座ったけど
・若干お尻が浮いてちょっと前傾姿勢になっていた
・座るまでに時間がすごーくかかった
・座ったけどおやつをあげるところで立ってしまった

最初はきちんと座るまできっちりやっていたものの、時間の経過と共に
「でもいいや、出来たよね」
「うーん、ま、いっか」
となっていませんか?

グレーですよね、グレーですよね。
そして座ろうとする姿、もしくは座った瞬間を見せれば
OKなんだと犬は学びます。
”これをやればおやつをもらって終わりという「芸」なのだ”と学びます。

フィリッパからすると「お座り」はその言葉の通り、座ったらずっと座り続ける事なのです。
「そこに座って居てね」という事。
指示は1回。
厳しく言うのではなくささやく様に言うだけで、犬が”わかった、今は座るんだね”となる事です。

ガンドック時のケイティのグレーの例を挙げると。

ダミーの落ちた場所を見て、私は「真っすぐ行け」の指示を出しました。
ケイティは真っすぐ行く途中で私のイメージする「真っすぐ」よりも若干右方向へ。
その後ダミーの匂いをとって右からギュイーンと左に行ってダミーを回収してきたのですが
「ま、いっか」となっていた私。
「真っすぐ行け」の理想は指示した手の方向に真っすぐと突き進む事。

その後、同じ場所にダミーを隠し、再度練習したところ
また真っすぐ行かずに途中から右方向に行き、左旋回してから回収しました。
ダミーの場所がわかっているのに、です。

グレーを許した為です。。。

ケイティは”一度右方向にいってから左に向かっていく”
もしくは”真っすぐ行かなくてもダミーさえ回収すればOK”と、学んだのです。
ハンドラーである私が「真っすぐ」のラインをしっかりと決め
それ以外は真っすぐではない、と教えなければ
ケイティは”そうか、これが真っすぐなのね”とはなりません。

磯野さんからもちょこちょこ指摘されていた
『それで犬は何を学ぶか』と言うのは
フィリッパの『白か黒かはっきりと教える』に繋がっていたのです。

ケイティママの写真

こちらはケイティのお母さん!凛としてますね。

 

ぜひ愛犬を観察してみてください

犬と暮らしていく中でのトレーニングでは
そこまでやらなくてもいいのかもしれません。
でも「これだけは」というものに関しては、グレーではなくはっきりと伝えた方がいいかな、と思います。

『犬はそれで何を学ぶか』

ご自身の犬、ちょっとだけ観察してみてください。
結構気づきがありますよ。

雪国で出会った犬とは?

こんにちは。
プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー事務局の石田です。

つい先日、スノーボードをしに雪国へ行ってきました!

 

久しぶりの雪景色の中に・・・犬!

スノーボードをするのも、スキー場に行くのも約10年ぶりというかなりのブランクと、
「骨折でもしたらどうしよう!」という過度なプレッシャーと若干の恐怖を抱きながら・・・・いざ挑戦!

普段はものすごくインドア派な私ですが、シーズンスポーツは好んで行うという少し変わったタイプなので、
思う存分に満喫することができましたよー♪
ブランクがありつつも楽しんで滑れることができたので、一度身に着けたスキルは早々忘れないのだと感動しました(笑)

(帰宅翌日よりアカデミーに出勤しておりましたが、身体がバキバキで悲鳴をあげていたことは
生徒さんたちに気付かれていないとを信じています・・・・(笑))

雪国を訪れること自体が本当に久しぶりなこともあり、見渡す限りの雪、そして積雪量に圧倒されっぱなしの2日間でもありました。


なんてちょっとした日記のようになってきましたが、(笑)
そんな雪景色の道中で1頭の犬と飼い主さんを発見・・・・!

雪景色にとっても似合う白くてもふもふとしたその犬は、雪の中を楽しそうに歩いていました(^^)


さて、この白くてもふもふした犬、なんの犬種でしょうか?

 

 

白い犬の名前は








正解は「サモエド」です!
皆さん、ご存知の犬種でしたか?

 

サモエドの写真

白くてもふもふ・・・(^^)

 

 

<プチ犬種情報>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


【サモエド】
犬種グループ:原始的な犬・スピッツ

「サモエド」という名称は、ロシア北部及びシベリアのサモエド族に由来し、
トナカイの狩猟の為の猟犬として活躍したり、ソリを引いて荷物を運ぶ橇犬として用いられてました。

原産地が、ロシア北部及びシベリアという寒い地域なので、
飼い主とともに生活し、小屋の中で寝たり、暖房代わりにも用いられたそうです。

寒さから身を守れるよう
被毛はダブルコートで、もふもふとした見た目どおり厚く毛量があります。

ちなみに、「ダブルコート」とは被毛の構造のことで、
ダブルコートは、固くて太いオーバーコート(上毛)と、その内側に柔らかなアンダーコート(下毛)からなる二重構造になっており、
寒さに強いといわれています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

どうでしょう?
皆さんの中でもイメージが沸いてきましたか?

 

 

犬種の特性にあった環境設定が大切

サモエドをご存知ない方は、ぜひ検索をして、見た目を確認していただきたいのですが、
白くてもふもふっとした外見の犬が、沢山積もった雪の中で楽しそうに歩いている姿を想像してみてください・・・
想像だけで顔が綻んできませんか(^^)?


といいますのも、実際にそのシーンを目撃した時の私の顔は通常から120パーセント越えの綻び様だったそうです(同行していた知人談。)


犬種に抱いていた通りのイメージや環境下で実際にその犬種が楽しそうに生活しているのを見ると、なんだかとても嬉しい気持ちになるのは
犬好きの皆さんあるあるではないでしょうか?


今回は、雪×サモエドというなんとも素敵なコラボを見ることができましたが、
冬に強い分、夏の暑さや熱中症には十分気を付ける必要がありますので、その犬に適した生活環境を整えることはどの地域・場所でも最重要項目ですね!


日常やお出かけ先で見かけた犬について、犬種や特性、適した生活環境を調べてみると
今まで知らなかった情報や知識を得られることもあるので、ぜひ皆さんも試してみてください♪


ちなみに・・・・・
雪の中で楽しそうに歩くサモエドを見つつ、同時に浮かんだのは
「スタッフ犬のあたちちゃんや、赤堀先生(プレイボゥNO.1の寒がりさん)がこの場所にいたらきっと寒くて震えそうだなー・・(^^)」
という感想でした(笑)


先程挙げた「環境を整える」を実行するのであれば
あたちちゃんと赤堀先生は通常よりもしっかりと防寒対策をする必要がありますね!(笑)


アカデミーの教室がある東京や神奈川でも、まだまだ寒い日が続いています。
犬の寒さ対策について知りたいかたは、こちらのブログもぜひあわせてご覧ください♪


寒暖差も出てきていますので、体調管理に気を付けて、一緒に元気に春を迎えましょう!

柴犬、トイプードル・・これなーんだ?

 

こんにちは。プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー事務局の石田です。


とてもタイムリーな話なのですが、本当につい先日、友人一家が新たに犬を迎えました!

友人とは幼いころからの付き合いなので、友人一家はもはや私の家族同然。(笑)
そんな身近な人たちが犬を迎える!というビッグニュースに心躍らせ早速会いに行ってきました(^^)

 

友人家族が新たに犬を迎えました!

さて、その友人と家族が犬を迎えるのは今回で3頭目。ちなみに、先代犬の2頭は柴犬とトイプードルでした。


そう、これが本日のタイトルの由来です。(笑)


では、ここで皆様に問題です!


Q:友人一家が3頭目として迎えいれた犬種はなんでしょうか(^^)?
(実はこれ、私が友人一家から出された問題です。)


うーん・・・・
今まで一緒に過ごしたことのある犬種はやはり特別に感じますし、次に迎える機会があるならば
同じ犬種を迎えたいと思う方も多いですよね。
私もそのタイプでして、次に迎えるならば以前飼育していた愛犬と同様にパピヨンがいいな、と考えています。


ということは、今までの先代犬と同じく、柴犬・・?


もしくはトイプードル・・・・・?


はたまた違う犬種・・・・・・・・・?

答えが絞りきれないまま、友人宅へ到着しました。

そこで待っていたのは・・・

 

 

なんと、予想外のビーグルです!

ビーグルの写真

ビーグルです! ※友人宅の愛犬ではありません。

つまり、正解はビーグル。
当たった方いらっしゃいますか(^^)?


私は正直、予想外すぎて、友人宅に到着早々、とても驚きながら「なぜ!?」と尋ねてしまいました(苦笑)

犬種も犬種グループも違う犬を迎えるとき

というのも、柴犬、トイプードル、ビーグル・・・・犬種はもちろん違います。
さらに、柴犬は「原始的な犬・スピッツ」グループ、トイプードルは「愛玩犬」グループ、そしてビーグルは「嗅覚ハウンド」グループというように犬種グループもバラバラです。


特に今回迎えたビーグルは、「嗅覚ハウンド」という名のグループに分類される通り、
優れた嗅覚と大きな吠え声で獲物を追う猟犬として作られました。

その為、匂い嗅ぎが大好きな犬種なのです。
・・・ということは、今まで共に過ごしてきた犬たちと比べて、
お散歩中にずーっと匂い嗅ぎをしていて前に進まない!なんてことが起こる可能性が。


他にも、声が大きく響くという特徴もあるので、「吠え声が気になってしまわないか・・」、
「そもそもビーグルの特徴をしっかり理解しているのか」など、正直、友人一家の選択にひやひやしてしまいました。


が、よく話を聞いてみると、ビーグルを迎えたいというのは友人父のかねてからの願望だったそうで、
迎える前には友人父がしっかりとビーグルについて調べたうえで、家族に相談し、迎えることを決めたそうです。


それを聞いて一安心。


さらに、その友人父が迎える前に、ビーグルについてしっかり調べよう!と思ったのは
私がプレイボゥに入社し、友人一家へ「犬のしつけやトレーニングの大切さ」について話していたことがきっかけだったとのこと。


実は、その時のことを私はあまり覚えていないのですが・・・・(..)

何気なく会話の中で触れたことを記憶し、迎える愛犬のために行動してくれた友人父に感謝の気持ちでいっぱいになり、咄嗟に握手を求めてしまいました(笑)

 

「犬を迎えたら一生一緒」を目標に

プレイボゥで掲げている理念には、「犬を迎えたら一生一緒」という考えがあります。


文章には、「迎えたら」とありますが、まず犬を迎える為には、迎える犬(犬種)について調べたり、
愛犬が過ごしやすい環境や、飼い主の気持ち・覚悟を事前に整えることが大切です。

友人父は、新しく迎える愛犬と家族が楽しく、幸せに一生一緒に過ごすための一歩を
率先して踏み出してくれたのだなーと嬉しくなりました。

また、今回の出来事を通して、皆様にもぜひ「犬のしつけやトレーニングの大切さ」を
周りの人に広めていってほしいな、と改めて強く感じました。


このメルマガを読んでくださる皆様はきっと、「犬が好き」な気持ちを持ってくださっているのだと思います。

ぜひ身近に犬を迎えたいと思っている人、もしくはすでに犬を迎えている方がいたら、
「犬のしつけやトレーニングの大切さ」について一緒に話してみてくださいね♪


ちなみに・・・・・
ビーグルは友人父の希望で迎えた犬種だそうですが、
柴犬は友人、トイプードルは友人母が希望した犬種だそうです。


そして、その友人の愛犬である柴犬は「豆柴」に分類される大きさでした。
私はその時に初めて、柴犬には大きさで区別した名称が「豆柴」以外にもあることを知りました。


そんな名称のお話や、犬を迎えるために考えてほしいことをご紹介した記事もありますので、
気になる方は、ぜひ【ペットの一目惚れ】もチェックしてみてください♪


それでは、本日もご覧いただきありがとうございました(^^)
次回もお楽しみに!

おやつをあげない!は正解?

こんにちは。プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー事務局の石田です。

 

先日、親戚の子供と一緒に水族館へ行ってきました!
夏休みということもあり、ご家族で来ている方が多く、皆さん楽しんでいるのが印象的でした!

 

実は、親戚の子供(Yちゃん)も物心がついてからの水族館は初!ということで、
時に目をキラキラ、時に怯えつつ、海の生き物たちをじっくり観察していました(^^)

 

水槽の写真

水族館にいきました!

 

 

水族館をより楽しむ方法!

 

そんなYちゃん、イルカが大好きなようで一番のお目当ては「イルカショー」。
開始時間の30分前からショー開場へ行き、一番前の席をゲットし、開始を待ち続けていました。

 

一番前の席・・そう、イルカやトレーナーさん達がショーの中で沢山水しぶきをあげて濡れる席です・・(笑)
私は一瞬怯んだものの、Yちゃんの初イルカショー体験の為ならば!と潔くずぶ濡れになってきましたよ!(笑)

 

Yちゃんにとっての水族館という新たな経験を思う存分に味わって貰えたのではないかと思います。
(帰り際、「これでまた1つ社会化ができたね、よかった!」なーんて話したら、Yちゃんと一緒に行った知人は2人して「?」な顔をしていました‥笑)

 

実は水族館って、ドッグトレーニングを学ばれている方が行くとより楽しめたりします。

 

 

以前のメルマガでも水族館にて、ハズバンダリートレーニングの様子を紹介していたお話をしました。
(その時の内容はhttps://playbow-dogtrainers-academy.com/32728.php!)

 

ハズバンダリートレーニングは犬はもちろん、様々な動物で行っているので、犬との違いや様子、接し方をみると中々に興味深いですよ!

 

今回訪れた水族館は、以前とは異なる水族館でしたが、ここでもトレーニングについて興味深い出来事が・・・・!

 

おやつをあげない時間TIME

 

それは、先程あげたイルカショーでのこと。


数か月前からイルカショーの内容をリニューアルしたそうで、簡単に説明すると「どうしたらイルカに毎日楽しんで過ごしてもらえるか」をテーマにショーが構成されていましたが、今回から新たな挑戦を行っているそう!


その挑戦というのが・・・・「魚なしで、イルカと遊びつづける」ということ!


通常、イルカのショーをイメージすると、合図を出してそれが上手くいった際には都度ご褒美として魚をあげているイメージがありますよね。

実際イルカショーやトレーニングではそれが何十年も当たり前だったそう。それを今回から「魚をあげない時間を作る」という挑戦を始めたそうです。


すでにトレーニングを学んでいる皆さんは、このあたりで「ほお」とうなずいている方もいらっしゃるかもしれません!

というのも、犬のトレーニングにも「ご褒美のおやつ」をあげる回数を減らしていくという方法があるからです!

 

おやつを「あげる」「あげない」のタイミング

 

例えば、犬にトレーニングをしていく時。

新しいことを教えるためには、その行動に近いことをしてくれたら「正解だよ!」という意味を込めておやつをあげます。


おやつは犬にとっての報酬にあたるので毎回あげることに問題はないのですが、毎回あげられる環境にいるかというとそうでもない時もありますよね。


だからといって、ある時から突然、ご褒美のおやつを「あげない」ことを続けていくと、
せっかく覚えくれた行動をしてくれなくなっていきます。

人も無給(ご褒美なし)でずーっと仕事をするなんてことはできませんよね・・・・・。
イメージとしてはそんな感じです。


では、やはりおやつは毎回あげ続けなくてはいけないのでしょうか?


いいえ!そうではありません!
先程もご紹介したようにおやつをあげるタイミングを「減らす」ことで
「おやつをあげない」ことを続けていくよりも、覚えた行動を忘れずに維持することができるんです!


ちなみに「減らす」を言い換えると、
おやつを「あげるタイミング」と「あげないタイミング」を作るということ!


ご褒美としてあげていたオヤツを「あげる」「あげない」というタイミングをランダムに作ってトレーニングを行っていくと、あげないタイミングの時でも、犬は「大丈夫、今回はオヤツを貰えなくても次に正解すればおやつが貰える!」と安心感が生まれ、教えたい行動がより定着していくんです!


ただし、初めは「おやつをあげない」タイミングを1回からにすることがポイントです。
「あげない」タイミングを作ったら次は必ず「あげる」こと!

そして、徐々に慣れてきたらおやつをあげないタイミングを2回連続、3回連続とのばしていってみてください!


実はこのあたりの「タイミング」に関しては、専門用語があるほど・・・
プレイボゥでは「学習理論」という授業でより細かーくわかりやすく学べます!ので今回はこの辺で(笑)


さて、話をイルカショーに戻します。


今回の見たイルカショーでは「魚をあげない時間を作る」ということで、
「ずっとあげないつもりか・・?」と、心の中で少しヒヤヒヤしつつ見ていましたが、
魚をあげない時間が開始されてから終了まではあっという間、トレーナーさんが合図を出したのは1回~2回とごく僅かでした。

さらに、この「魚をあげない」タイムはショーの中で固定されておらず、毎回ランダムで行っているそう。

魚を「あげる」「あげない」タイミングを徐々に作っていく・・・、
まさに、先程ご紹介した内容にそっくりです!


この挑戦がどんな結果になるのかとても気になり・・
来年また様子を見に行こうと心に誓った石田でした。(笑)


このように、ドッグトレーニングを学んでいると思わぬ場所で、人とは違う楽しみ方ができたりします。
ぜひ皆さんも体験談があれば教えてくださいね(^^)!


余談ですが・・・・その水族館では、トレーナーさんや飼育員さんのことを「トリーター」と呼んでいました。
水族館の生きものたちを飼育(treat)し、お客さんをおもてなし(treat)するとの意味が込められているそうです。

それを聞いてさらに興味深さが増した1日でした。